アジアセッション-ドル円約3週間ぶり安値、ゴールド価格上昇幅拡大

2017年3月20日午前6時41分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog
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本日は日本市場が閉場の為、アジアセッションは静かなスタートとなり、大きな動きのないセッションとなりました。主要な経済指標発表もなく、市場では週末中に開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議のニュースが消化され、為替相場は先週からの動きを引き継ぎました。リスク回避の流れが若干強まった為、円高が進み、米ドルは本日も下落しました。

先週末にドイツで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議では、競争的な通貨切り下げ回避が再度表明されました。しかしながら、G20声明文において反保護主義について明記されなかったことがやや懸念されました。

先週に明らかになったFRBのややハト派的姿勢が引き続き米ドルの上値を重くしている為、対6主要通貨での米ドルの動きを示す米ドルインデックスは、先週から下落しました。

ドル/円は3週間ぶり安値付近を推移し、アジアセッションの安値112.45円まで下落しました。先週のFOMC政策会合で利上げペース加速が示唆されなかったことが米ドル下落の要因になりました。

ユーロ/ドルは主要レベルの1.0700ドル台越えを達成し、2月以来の最高値付近で推移しました。先週、ECBメンバーである、オーストリア中銀のノボトニー総裁が、量的緩和プログラム終了前の利上げの可能性を示唆したことにより、先週のユーロは急騰しました。

アジアセッション中のポンド/ドルはほぼ主要レベルの1.2400ドル台を下回っていましたが、アジアセッション後半で1.2400ドル越えを達成する局面もありました。

コモディティ価格に関しては、米ドル安の流れを受けて、ゴールド価格が4日間連続で上昇し、アジアセッション後半には2週間ぶりの高値1オンス1235.38ドルまで値を切り上げました。

先週金曜日にベーカー・ヒューズ社が発表したリグ稼働数が2015年9月以来の最高水準となったことを受けて、原油価格が下落しました。アジアセッションでのWTI原油先物は1バレル48.24ドルまで、ブレント原油先物は1バレル51.33ドルまで下落しました。

本日これからも主要な経済指標発表が多く予定されておらず、市場は先週のニュースを引き続き消化し、今週のFOMCメンバーの講演に関心を向けるでしょう。今週は、シカゴ連銀のエバンス総裁、ニューヨーク連銀のダドリー総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、及びダラス連銀のカプラン総裁の講演が予定されています。しかしながら、最注目は木曜日に開催されるイエレン議長の講演になり、金融政策に言及することが予想されています。