ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年2月10日06時15分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 安値を試す動きが続く。第2の下値の節目に接近している。買い下がり戦法で臨みたい。

153円を割り込んだことから、一気に弱気が広がっている。但し、第2の節目である150円に接近。下げ止まりを期待。

ペンタゴンチャート上では

下値支持線として期待されたABラインを割り込んだことから、弱気が広がり150円に迫っている。ただし、先週末に到達したB点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。しかも先週末は同事線が出現している。そして、ACラインが下値支持線としても控えている。以上のことから、下げ止まっていく可能性があると考えたい。

  • 注目日 2月14日前後

A点水準:150円  B点水準:154円50銭  C点水準:150円

<ゴールド>

  • 高値更新が続くも、徐々に上値の重たい展開に。下落か。

上値の目標であった2,900ドルに到達した。しかも、先週末には上ヒゲの長いローソク足が出現している。したがって、流れが変わる可能性が出てきた。

ペンタゴンチャート上では

上昇が続いているNY金はA点が位置する時間帯を通過した後も緩やかながらも値を上げている。ただし、上値抵抗線として存在しているACラインが存在している。しかも、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。この場合、2,800ドルを試す動きか。

  • 注目日 2月10日前後

A点水準:2,920ドル  C点水準:2,920ドル

<ビットコイン円>

  • 下落が続いているが、下値の節目に到達。反発期待。

1400万円から1450万円にかけて存在する下値の節目に到達。この水準を維持出来るのか否かは重要なポイント。1600万円付近までの反発する可能性はある。逆に、1400万円を割り込むと大きく下落する可能性も出てくる。

ペンタゴンチャート上では

A点が位置する時間帯より下落に転じ、BCラインに沿ってC点に引き寄せられた。ここではC点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。特に同事線に近いローソク足が出現していることから、新し流れが出てくる可能性はある。右肩上がりのACDラインが下値支持線になることも考えられるが、下落が続くとAEラインに引き寄せられる。

  • 注目日 2月16日前後 

A点水準:1400万円  B点水準:1550万円  C点水準:1450万円

D点水準:1550万円  E点水準:1300万円

 


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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