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閉鎖措置緩和の動きの中、米ドル下落、FOMC政策会合に注目
複数の国が閉鎖措置緩和や緩和の準備を開始した為、本日の市場では、慎重、且つ楽観的ムードが継続しました。経済再開への期待により、リスク資産が上昇しました。株価上昇には一服感があり、主要通貨ペアは先月から横ばい推移となっていることから、現在のポジティブなムードも限界に達している可能性があります。
今週の米ドルの下落は、比較的緩やかだったことから、市場は依然として米ドルを保有する傾向があり、先行き不透明感の大きさを浮き彫りにしています。しかしながら、今後数週間で、閉鎖措置を緩和する傾向が継続すると、米ドルは下落する可能性があります。
直近のリスク材料は、米第1四半期GDP、及びFOMC政策会合になるでしょう。米第1四半期GDPは、2009年以来の下落が予測されています。第2四半期には一段の悪化が予測される為、FRBが緊急対策の期間を設定することは困難でしょう。FRBによる経済見通し、及び状況が悪化した場合に追加の緊急対策の用意があるかを市場は見極めようとするでしょう。
豪ドルは新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで回復
今月の豪ドルは6.5%値上がりし、最も堅調推移した主要通貨となりました。豪ドル/ドルは、新型コロナウイルス感染拡大が開始する前の水準0.66ドル目前まで上昇しました。豪ドル上昇の以前の要因は、異例の財政刺激策でしたが、今回の要因は、国内での一日当たりの感染者数が十数人までに減少したことです。オーストラリアの最大の貿易相手国である中国でも、感染者数増加が抑制されていることも、豪ドル上昇の追い風となりました。
ニュージーランドでも、一日当たりの感染者数に大幅な減少が見られます。しかしながら、中央銀行のハト派的姿勢により、NZドルに大幅な上昇は見られず、本日の最大の上昇幅は0.7%でした。
閉鎖措置緩和、及びECBによる新型コロナウイルスへの対策として資産購入枠拡大決定への期待により、ユーロも0.4%上昇しました。格付け会社フィッチ・レーティングスは、イタリアの信用格付けをジャンク等級の一歩手前の水準まで引き下げました。
原油価格は若干回復、しかしながら、株価は勢いがないものの上昇基調継続
今週に下落してスタートした原油価格は、本日には大きく上昇し、WTI原油先物は約13%上昇しました。原油価格回復の背景には、米石油協会が発表した原油在庫に予想以上の減少が見られたことです。本日には、米エネルギー省が米原油在庫を発表され、同様に予想以上の減少となった場合、WTI原油先物は上昇幅を維持するでしょう。今週木曜日にブレント原油先物の期日を迎える為、今週はお取引を終える前に、一段の波乱が予想されます。
本日の株式市場は、概ね上昇しましたが、勢いはありませんでした。昨日の米株式市場の閉場後に発表されたグーグルの親会社アルファベットの四半期決算では、増収が明らかとなり、本日の米株式市場は上昇してのオープンとなる模様です。
本日には、アマゾンやマイクロソフトの四半期決算が発表されます。