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米議会への乱入よりも、大規模な刺激策への期待で、株価上昇
ジョージア州の上院決選投票では、民主党が2議席を獲得し、上院の主導権を獲得しました。これにより、経済支援対策の規模が大きくなる可能性が浮上しました。上院決選投票の結果により、米株価は反発し、最高値を更新しました。市場が財政赤字拡大を織り込んだ為、国債利回りは急騰しました。
今後、経済回復スピードに鈍化が見られた場合、財政支出拡大が以前よりも容易になることから、米経済の見通しは明るくなります。しかしながら、ハイテク関連株は値下がりしました。民主党主導の政権下での増税、及び規制強化への懸念により、ハイテク関連株の多いナスダック指数は、下落して引けました。経済全体では増税に耐えることは厳しいですが、ハイテク産業は増税に十分に耐えられる可能性がある為、主要なターゲットになるでしょう。
米大統領選でのバイデン氏当選の確定に抗議する為、トランプ大統領支持者が米連邦議会に乱入したことにより、昨日の取引後半は、リスクオフの流れが強まりました。米株価は一時的に下落したものの、米政治や経済への影響は継続しないとの見方により、比較的緩やかな下落でした。
米ドルは底堅く推移、ゴールド下落
外国為替市場は、比較的静かな動きとなりました。国債利回り急騰が米ドルを上昇させたものの、米連邦議会への乱入騒動により、米ドルは下落に転じました。財政赤字拡大により米ドルは下落相場となるのか、財政刺激策増額による長期的にポジティブな面が材料視されるのかが注目されるでしょう。
通常、財政赤字が拡大すると、その国の通貨は下落します。しかしながら、新型コロナウイルスの危機を考慮すると、必ずしも米ドルが下落するとは限らないでしょう。財政支出拡大が緩やかな景気後退やその後の強い経済成長に繋がるなら、特に世界の基軸通貨である米ドルへの懸念は無効となるでしょう。市場の資金は、デフレに直面する欧州や日本ではなく、経済成長の国に流れます。
しかしながら、こちらは長期的な展望です。当面の間、市場はインフレと財政赤字に注目し、米国と他の主要国の経済回復の差が鮮明になるまでは、米ドルの上昇は困難になるでしょう。
コモディティ価格に関しては、国債利回り急騰により、ゴールドが下落しました。利回りが上昇すると、金利が発生しないゴールドの魅力が低下します。FRBはゼロ付近の政策金利を数年間維持する見通しで、財政赤字は一段と拡大し、経済回復と共にインフレも上昇するでしょう。したがって、政策金利が一段と下落する可能性があり、ゴールドにとっては明るい見通しとなります。
米政府とFRBにより、株高継続の見通し?
総じて、民主党の主導権獲得は、株価とその他のリスク資産によってポジティブなニュースとなりました。経済回復が鈍化した場合、米政府はFRBと協調して、経済支援策を実施するでしょう。上院で民主党が僅差で過半数を獲得していることから、大幅な増税の可能性は小さいでしょう。FRBが流動性の供給を止めるまで、上昇は継続するでしょう。
昨日に発表された米全国雇用者数は、予想外に下落しました。したがって、明日に発表される米非農業部門雇用者数の結果が懸念されます。
本日に注目を集める経済指標は、ユーロ圏12月消費者物価指数、及び米12月ISM非製造業PMIになるでしょう。