デイリーマーケットコメント–FOMC会合、FRB議長は量的緩和縮小開始を否定する模様

投稿日: 2021年1月27日20時05分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog
  • 本日の主要イベントはFOMC会合、現行政策据え置きの模様
  • パウエル議長は量的緩和縮小を否定する見通し
  • 楽観ムードで米ドル下落、ECBのユーロ高牽制にもかかわらず、ユーロ高継続
  • アップル、フェイスブック、及びテスラの四半期決算発表に注目

パウエル議長の見解に注目

本日のFOMC政策会合では、現行政策の据え置きが予想されています。したがって、市場の関心は、パウエル議長の記者会見に向けられるでしょう。

FRBは長期的な財政支出を望んでいる為、パウエル議長は経済対策案に期待しているでしょう。しかしながら、楽観はできません。最近、パウエル議長と他のFRBメンバーは、経済指標結果の改善の見通しによる量的緩和縮小の開始について否定しましたが、パウエル議長は改めて同様の意向を示すでしょう。

FRBが量的緩和縮小を協議するのは時期尚早でしょう。パウエル議長が量的緩和縮小を検討すると、長期貸付コストと米ドルは上昇し、金融引き締めに繋がります。そのため、危機に直面してる時期に、中央銀行が望む政策ではないでしょう。

FRBが量的緩和継続を明確に示すことにより、米ドルは下落し、株価は上昇するでしょう。しかしながら、市場は既に織り込み済みの為、市場の反応は限定的でしょう。一方で、パウエル議長が今までとは反対の見解を示したり、他のFRBメンバーが量的緩和の縮小を支持した場合、想定外の動きにより、市場の反応は大きくなるでしょう。

株式市場の楽観ムードで米ドル下落

昨日、ECBがユーロに向けて新たな見解を示しましたが、ユーロ安には繋がりませんでした。米経済の回復にもかかわらず、対米ドルでのユーロ高についてECBが調査することが報じられました。この報道を受けて、ユーロは若干下落したものの、その後すぐに回復しました。株式市場の楽観的ムードは、外国為替市場にも波及し、米ドルを押し下げました。

昨日の米株式市場は安定推移し、最高値付近を維持しました。個人投資家の買いが集中し、昨日の米ゲームストップの株価は92.7%値上がりました。急激な上昇には警戒も必要です。

ハイテク企業の四半期決算発表に注目

本日には、主要な経済指標は発表されませんが、米企業の四半期決算に市場の注目が集まるでしょう。米株式市場開場前には、ボーイング、AT&Tの決算が発表され、閉場後には、アップル、フェイスブック、テスラの決算結果が発表されます。

昨日の米株式市場の閉場後に発表されたマイクロソフトの四半期決算結果を受けて、本日の米先物指数は、ナスダック指数の最高値付近でのスタートを示しています。本日の四半期決算結果は、株式市場の動きに影響するでしょう。最近の米ドルは、株価とは反対方向に動く傾向がある為、株価の動きが外国為替市場にも影響するでしょう。