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個人投資家の買い集中で、ヘッジファンドは空売りを手仕舞い
昨日の米株式市場は、個人投資家の投機的な動きにより急騰した株価が下落に転じました。
個人投資家集団は、さえない業績の銘柄の株価下落を当て込み、コールオプションを使って、空売りを仕掛けていたヘッジファンドに対抗しました。
オプションにはレバレッジが効いている為、個人投資家集団が値上がりを予想した場合、価格は急騰します。空売りを仕掛けていた投資家は、ヘッジを余儀なくされて、締め出されました。
一連の動きは、ループのようになっています。大手のヘッジファンドが株式購入を余儀なくされて、株価は上昇し、空売りを仕掛けていた投資家はヘッジをするか、損失拡大を回避する為に、手仕舞いをしました。空売りでの損失を補填する為に、投資家が利益の出ているポジションを手仕舞いし、一部の銘柄の価格が急落しました。そのほかの銘柄は、不安定な状況により、若干の手仕舞いが見られました。
S&P 500は約」2.6%値下がりし、本日の先物指数は0.5%下落してのスタートを示しています。
FRBのハト派的見解にもかかわらず、米ドル上昇
昨日、パウエル議長のハト派的発言でさえも、市場の懸念を緩和させることができませんでした。パウエル議長は、量的緩和縮小の早期開始の可能性を否定しました。通常は、リスク資産の上昇と米ドルの下落に繋がりますが、市場では材料視されませんでした。
株式市場の大きな調整の動きにより、米ドルが上昇しました。ユーロ安も米ドル高の要因となったようです。ワクチン接種の遅延、及びW型景気後退が回避できない見通しで、ユーロ圏経済の脆弱性が再度注視されました。
一方で、ECBはユーロ高を牽制し、一部のECBメンバーは追加利下げの可能性を示唆しました。他のメンバーは、FRBによるインフレの上振れ政策を主張し、どちらもユーロ安に繋がりました。
当面の間、ユーロ高に繋がる材料は見られないでしょう。米国とは反対に、ワクチン接種や景気回復の遅延に加えて、大規模な財政刺激策もありません。現在は、市場リスクムードが重要な要因ですが、次第に、経済回復の差に注目が集まるでしょう。
したがって、ユーロ/ドルの下向き圧力は強まる模様です。
米第4四半期GDP、及び米企業決算発表に注目
本日、第4四半期GDPが市場の注目を集めるでしょう。マクドナルド、ビサ、マスターカードの四半期決算結果も発表されます。昨日、大手ハイテク企業の決算結果は市場予想を上回りましたが、株価上昇に繋がらかなったことは懸念されます。市場では既に良いニュースが十分に織り込まれている為、投資家は利益確定売りを優先しているようです。