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FOMC議事録の結果で、国債利回りの上昇一服
インフレ上昇、及びFRBによる金融引き締めへの懸念が若干緩和し、本日の国債利回りは、1年ぶり高水準より低下しました。昨日に発表された1月のFOMC政策会合での議事録は、インフレに影響を及ぼす一時的な要因は重視しない方針が明らかにされ、インフレへの高まる懸念を材料視しませんでした。インフレや雇用の実質的な進展には時間がかかるとの見解を示し、量的緩和縮小の早期着手への懸念緩和に努めました。
既に下落を開始していた長期国債利回りは、議事録発表後には、安定推移となりました。現在、10年債利回りは、1.3330%から下落し、1.2750%付近で推移しています。30年債利回りは、2.1120%から2.04%まで下落しました。
国債利回り上昇で、資産価値が再注目
FOMC政策会合の議事録は、一部の株価を上昇させました。一般的に、リフレーショントレードは株価にとってはポジティブな要因ですが、最近の国債利回り上昇により、約1年余りのリスクラリーの恩恵を受けたハイテク関連株に再度注目が集まりました。
個人投資家集団による最近の混乱は、株式市場のバブル形成の強い兆しであり、FRBメンバーの関心も集めました。FOMC議事録では、資産評価の上昇が言及されました。
株高の流れ継続する中、今週は、ハイテク関連株から、経済の完全再開後に上昇が予想される循環株への資金流入が見られました。
主にオールドエコノミーの銘柄で形成されるダウ工業株は、昨日には0.3%値上がりし、3日連続での上昇となりました。一方で、S&P 500、及びナスダック指数は下落して引けました。欧州株式市場は、強弱混合の動きとなりました。本日の米Eミニ先物指数は、下落してのオープンを示しています。
経済指標の強い結果で、米ドル上昇
株価の方向性が定まらない中、国債利回りの低下にもかかわらず、経済指標の強い結果で昨日に上昇した米ドルは、底堅く推移しています。600ドルの国民への直接給付により、米1月小売売上高は上昇しました。米1月卸売物価指数、及び米1月鉱工業生産も、予想を上回る結果となりました。
経済指標の強い結果は、追加経済対策の実施後の動きの手がかりとなるでしょう。上院の民主党員内では、追加経済対策の一部の項目で意見が分かれている為、バイデン大統領は1兆9000億ドル規模の案での支持獲得に努めているようです。
米ドルインデックスは下落したものの、昨日に記録した1週間ぶり高水準91.06付近を維持しました。
ポンドが最も堅調推移した通貨、原油価格の上昇でカナダドル下落
二日連続で下落したユーロは、本日には上昇に転じました。欧州セッション前半でのユーロ/ドルは、1.2050ドル越えを達成しました。ユーロ圏内のワクチンの受注追加は、ユーロ上昇に繋がったようです。
本日、ポンドは最も堅調推移している通貨ですが、対米ドルで1.39ドル台越えは容易ではないようです。
雇用統計の堅調な結果により、豪ドルも上昇しました。米ドルの上昇、及び原油高による影響は限定的となっている為、カナダドルは下落基調を継続しました。
WTI原油先物、及びブレント原油先物は、それぞれ62ドル台、及び65ドル台を試す展開となりました。大寒波によるテキサス州の製油所閉鎖を受けて、米国の原油生産量は約40%減少しており、影響は数週間継続する模様です。追加刺激策、及びワクチンへの楽観的見通しにより、今後も原油高は継続するでしょう。