XMTradingは、アメリカ合衆国の居住者にサービスを提供していません。
極限の取引を。Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamの誇り高きオフィシャルパートナー。詳細はこちら

株価最高値更新、しかしながら国債利回りの上昇で株価上昇の勢い失速
金融市場では、景気回復への楽観的観測と金融政策の正常化への懸念に引き続き注目が集まりました。昨日、米追加経済対策案が米経済の活性化に繋がるとの期待により、株価が上昇しました。また、景気回復への楽観的観測は、FRBの利上げ時期の前倒しにも繋がり、国債利回りも押し上げました。
ナスダック指数以外の株価指数は、最高値を更新して引けました。おそらく、国債利回りの安定推移が市場の懸念を緩和させた模様です。一部の投資家は、追加経済対策案の現金給付を既に見込んで、株価を購入し始めたようです。市場全体の楽観的ムードにより、米ドルは全面安となりました。
しかしながら、本日には国債利回り上昇への懸念が再燃し、市場の楽観的ムードは後退しました。米主要株価先物指数は上昇してのオープンを示し、米ドルは下げ幅を回復させています。現在、米10年債利回りは最近高水準1.6%台を試す展開となっています。
市場の不安定な動きは、翌週のFOMC政策会合まで継続する模様です。最新のドットプロットの発表は、注視されるでしょう。FRBは、最近の追加財政刺激策により、利上げ時期を2023年に想定するか、不十分な景気回復を理由に、市場の早期利上げ観測を後退させるかに注目が集まるでしょう。
ECB国債購入ペースの加速を公表、ユーロの反応は限定的
昨日、ECBはユーロ圏の国債利回り上昇を抑える為、量的緩和の規模を維持した上で、次の四半期での債券購入ペースを加速させる方針を公表しました。
ECBが示したサインは2つあります。まず、ユーロ圏の国債利回りの上昇が、ユーロ圏経済の回復によるものではない場合、ECBは国債利回りの上昇を容認しない姿勢を示しました。次に、債券購入ペースの加速により、今後、必要に応じて、量的緩和の規模を見直す可能性も明らかにしました。
奇妙なことに、ユーロの反応は限定的でした。ECBの若干ハト派的な見解を受けて、ユーロ/ドルは数ピップス下落したものの、ユーロ相場全体としては殆ど反応しませんでした。むしろ、株価によって引き起こされた米ドル安の流れにより、ECB政策会合後のユーロは上昇しました。
しかしながら、本日のユーロ/ドルは下落して推移しています。ユーロ圏と米国の目先の経済見通しの違いにより、ユーロの見通しは悪化しつつあるようです。経済見通しの相違は、金融政策の乖離にもつながります。FRBはECBよりも早期に金融正常化に移行するでしょう。
円は下落、カナダ雇用統計に注目
世界的な利回り上昇が米ドルの上昇要因になっている一方で、円には下落要因となっています。通常、円は安全資産として見なされていますが、最近の世界市場のリスクオフムードの恩恵は受けていません。
例えば、株価が下落し、日銀がETF購入原則を削除する方向性を明らかにしたにもかかわらず、円は下落しました。世界の利回りが上昇する中、日銀がイールドカーブコントロールを維持する限り、金利差が原因で円は下落するでしょう。
本日、カナダ2月雇用統計が発表されます。米雇用統計を反映して、強い結果となった場合、カナダドルが上昇するでしょう。したがって、ドル/カナダドルよりも、カナダドル/円の動きが今後のカナダドル上昇の可能性をより明確に示す可能性があります。