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債券市場の落ち着きにより、株価上昇
債券市場の落ち着きにより、経済への楽観的観測が材料視され、昨日の米株式市場では、ナスダック指数以外の指数が最高値を更新しました。米国内のワクチン接種スピードの加速、及び追加経済対策案成立の見通しにより、今夏の強い経済指標結果を予測した投資家がリスクオンの流れを加速させました。
明日のFOMC政策会合でのタカ派的見解へのリスクは、材料視されていないようです。市場で利上げ時期の前倒しが予想されている為、FRBがドットプロットで早期の利上げを示しても、市場にとってはサプライズにはならないでしょう。
記者会見でのパウエル議長は、不十分な経済回復を理由に、ドットプロットはあくまで予測であり確約ではないと述べることによって、タカ派的見解を重要視しない姿勢を示す公算が大きいでしょう。
現在、少なくとも、米株式市場では、株高の環境が揃っています。政府による異例の財政刺激策、及びワクチン接種スピードの加速に加えて、2023年の利上げはかなり先になっています。現行のワクチンが効かない新たな変異種を除いては、現在の株高の流れを阻止する要因は見当たりません。株価が一段と上昇する環境では、市場の流れ変更が大きな調整を引き起こす可能性もあります。
ユーロはワクチンニュースを材料視せず
一方のユーロ圏は、困難に直面しています。昨日、ドイツ、フランス、スペイン、及びイタリアは、血栓懸念により、英アストラゼネカ製ワクチンの接種を一時中断する決定を公表しました。現在の所、ユーロ圏に主に供給されていたワクチンは英アストラゼネカ製の為、ユーロ圏のワクチン接種スピードが一段と遅延することになります。
今後数日内に、英アストラゼネカ製ワクチンの安全性が確認されて、接種が再開されても、英アストラゼネカ製ワクチンの利用を躊躇する動きは避けられないでしょう。したがって、ワクチン接種において、欧州が米国と英国より大幅に遅れることが明白となり、経済回復での遅延にも繋がります。
ユーロの反応が限定的なことから判断すると、今回の出来事はユーロ圏経済の回復過程における一時的な困難として見なされているにすぎないようです。或いは、今回の出来事がユーロ圏全体のワクチン接種遅延に繋がるとはまだ市場が認識していない可能性もあります。どちらの場合でも、ユーロ相場の見通しは、ワクチン接種遅延により、対米ドルとポンドでは特に悪化しています。
米ドル上昇、EUによる英国への法的措置でポンド下落
外国為替市場では、株価上昇にもかかわらず、米ドルが上昇しました。今回の動きは、本年度の米ドルの動きを裏付けています。米ドルは、もはや安全資産としてだけでなく、米国のファンダメンタルズ要因によって動きます。
本日、米2月小売売上高が発表され、米ドルがファンダメンタルズ要因によって動くかが試されます。米2月小売売上高は緩やかな減少が予測されていますが、先月の強い結果後は当然の流れでしょう。米小売売上高に低下が見られても、今後は追加経済対策による現金給付による効果が期待できます。
北アイルランドを巡る離脱協定の違反により、EUが英国への法的措置を決定しました。離脱後の金融規制の覚書がまだ締結されていない為、EU離脱のリスク懸念により、ポンドの上値が再び重くなる可能性がありますが、ワクチン接種スピードによる楽観的ムードを後退させるかは疑問です。