XMTradingは、アメリカ合衆国の居住者にサービスを提供していません。
極限の取引を。Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamの誇り高きオフィシャルパートナー。詳細はこちら

インフラ政策の詳細、及び増税示唆に注目
現在の所、米国の増税リスクは金融市場には影響を及ぼしていませんが、本日のGMT20:00にバイデン大統領がインフラ政策の詳細を公表した際に、市場の反応が試されるでしょう。最近の報道内容では、インフラ政策の総額は2兆ドル規模となり、法人税とキャピタルゲイン税の引き上げ分は、財源の一部に充てられるようです。
法人税は、現行の21%から28%に引き上げられ、キャピタルゲイン税も所得税のように、累進的な課税となる模様です。高所得者への税率も引き上げられるようです。
注目に値するのは、市場が増税の報道内容に冷静に反応していることです。数十年間の減税政策後の法人税引き上げの兆しは、通常は株式市場に混乱を引き起こします。しかしながら、市場は殆ど反応を示していません。市場の反応から判断すると、市場はインフラ政策の最終的な規模は米議会で縮小され、増税は効果的なインフラ投資の財源となり、結果として経済を潤すと見なしている模様です。
規模や財源確保としての増税率等のインフラ政策の詳細には、大きな注目が集まります。増税がインフラ政策の一部の財源にのみ充てられる場合、財政赤字は解消されず、市場の反応も緩やかになるでしょう。米ドルと株価が増税に反応して下落しても、ワクチン接種や経済回復において、米国が他国を大きくリードしていることから、全体的にはポジティブな見通しが継続するでしょう。
米ドル上昇、株価の反応は限定的、円は下落
昨日は、特に大きなニュースもなく、静かな市場となりました。市場を動かす要因は、引き続き国債利回りの上昇となっていますが、現在は高水準で推移しています。金利差に加えて、FRBが最初に利上げを実施する見通しにより、米ドル高の流れは継続するでしょう。
対照的に、円とスイスフランは、国債利回り上昇を受けて、下落基調となっています。日銀はイールドカーブコントロール政策を維持しており、スイス国立銀行は世界的に低水準の金利を維持しています。円とスイスフランは、キャリートレードの為の資金調達通貨としての以前の地位を取り戻しつつあるようです。
ユーロも資金調達通貨として人気がありますが、現在の所、上値が重い展開となっています。欧州はワクチン接種で大幅に遅れを取っているだけでなく、複数の国ではロックダウンが継続しています。更に、米国ほどの大型の財政刺激策は、欧州圏内では期待できません。当面の間、ユーロが上昇に転じる要因は見当たりません。
米株式市場では、S&P 500が若干下落したものの、最高値付近の水準を維持しています。したがって、法人税引とキャピタルゲイン税の引き上げはまだ完全には織り込まれていない為、今後、下落の余地があるでしょう。45%の米国民へのワクチン接種が完了し、大規模な財政刺激策が予定されていることから、株価の下落は一時的となるでしょう。
OPEC 会合、多数の経済指標発表
本日には、OPECプラスの会合が予定されています。過去数四半期の間、供給量が上手く管理されていたことから、原油価格も上昇しました。したがって、本日、減産政策を終了する公算は小さいでしょう。
コンセンサスは、世界的な需要は依然として不安定で、増産に対応できるほど回復していないとの見方です。減産政策が延長された場合、原油相場にとってポジティブな要因となりますが、反応は限定的でしょう。
米ドル高と国債利回り上昇により、ゴールド安が継続しています。1676ドルを割り込んだ場合、ゴールド安が加速する可能性があります。
本日には、ユーロ圏、米国、及びカナダから主要な経済指標が発表されます。