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通貨市場では、今までの流れが転換
今週は、通貨市場において今年初めからの流れに転換が見られ、市場が大きく動いた週となりました。第1四半期では、経済回復の明るい見通しにより、市場は翌年までの米利上げを予測し、国債利回りが上昇しました。これにより、米ドルとポンドが上昇し、ユーロと円が下落しました。
今週は、今までの市場の流れに変化が見られました。米経済回復への楽観的観測は継続する一方で、米経済への楽観的見通しだけでは、FRBが2024年までの金利据え置き方針を転換しない可能性も懸念され始めました。
米ドルが下落すると、通常、他の通貨が上昇します。今回の米ドル下落で最も恩恵を受けた通貨は、今までに下落したユーロと円でした。今回の市場の流れに繋がる明確な要因は見られません。唯一、可能性として考えられるのは、FRBによる金融正常化に過度な期待があったことでしょう。
ファンダメンタルズでの見通しに変化は見られません。米国は欧州よりもワクチン接種が迅速に進んでおり、財政刺激策では大きな乖離があります。米議会は追加刺激策の承認に向けて進んでいる一方で、欧州では救済基金合意に向けた協議が膠着しています。テクニカル上でも、同様の動きとなっています。今週のユーロ/ドルは、50週平均線から回復し、200日平均線付近まで到達しました。
株式市場は、上昇継続
今週の通貨市場は今までとは反対の流れとなっているものの、株式市場は上昇を継続しています。利上げ観測後退により、ハイテク銘柄が回復し、最高値を更新する見通しです。通常、国債利回りは、株価にとってはネガティブな要因となります。特に高いバリエーションの銘柄は打撃を受けていた為、最近の国債利回り低下により、ハイテク銘柄が回復したようです。
昨日、パウエル議長がインフレ懸念を改めて否定し、株価は一段と上昇しました。パウエル議長は、物価上昇は一時的な現象に過ぎず、経済回復は長い道のりになるとの見解を示しました。
S&P500は、4130付近でのレジスタンスに直面するでしょう。しかしながら、大規模な財政刺激策、及びワクチン接種により、大局的な流れは引き続きポジティブになっています。国債利回り上昇は特にハイテク銘柄やバリエーションの高い銘柄にとってはリスクになりますが、FRBが利上げに慎重姿勢を継続しています。
ECBはより楽観的姿勢、ゴールド再度上昇
昨日のユーロ回復の一因は、ECB議事録の国債利回り上昇への懸念を否定したタカ派寄りの内容でした。ユーロ相場は、引き続き欧州内のワクチン接種状況の影響を受けるでしょう。
ゴールドも、国債利回りと米ドル下落の恩恵を受けました。ゴールドはダブルボトムを形成しつつありますが、前回の安値1765ドルを上抜けない限り、楽観的になることは難しいでしょう。
インフレが上昇するにつれて、今後数か月は極めて重要になるでしょう。FRBがインフレ上昇の上振れを容認すると市場が見なした場合、ゴールドは再度上昇相場になるでしょう。しかしながら、インフレのオーバーシュートが加速し、利上げ観測が再度上昇すると、ゴールドは下落するでしょう。
本日、米3月卸売物価指数が発表され、今後数か月内のインフレ見通しの予測材料となるでしょう。カナダ3月の雇用統計も発表されます。