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最大の関心は、米消費者物価指数
昨日の米国債入札は混乱もなく終了し、市場の関心は本日に発表予定の米3月消費者物価指数に向けられています。米国のインフレ上昇予測が継続する中、GMT13:30に発表される米3月消費者物価指数がFRBの目標の2%を超えるかに注目が集まります。
パンデミック中にほぼ0%付近まで低下した消費者物価指数は、3月には1年半ぶり高水準の前年比2.5%まで上昇する模様です。流通の混乱、エネルギー価格の高騰、及び蓄積された需要により、今後数か月内の消費者物価指数は上昇する見通しです。
FRBがインフレ上昇は制御不能にはならないとの見方を示し、市場の懸念を緩和させた為、最近のインフレ予測は安定しています。FRBはインフレのオーバーシュートは一時的な要因に過ぎず、現在の優先事項は雇用の回復との見解を示しました。
しかしながら、消費者物価指数が予想を上回る結果となった場合、市場は敏感に反応するでしょう。特に強い消費者物価指数に続き、木曜日の小売売上高も強い結果となった場合、米経済のオーバーシュートへの懸念が高まるでしょう。
国債利回り上昇で、米ドルも上昇
昨日の国債入札には十分な需要があり、本日に重要な経済指標発表を控えた市場を安堵させました。本日には30年債の入札が予定されていますが、利回りは安定して推移しています。10年債利回りは上昇し、米ドルを押し上げました。
過去数セッションの米ドルは、大きな動きとなっており、米ドルインデックスは92.0を超えた水準で強いサポートラインを形成しつつあります。米ドルインデックスの高水準での推移の背景には、狭いレンジ幅内で推移しているユーロ/ドルがあります。ユーロ/ドルがどちらの方向に抜けるかは、今後の指標結果次第でしょう。
ユーロが米ドルに対して底堅く推移している要因には、今後もECBが利回り上昇を抑えることが疑問視されていること、及びユーロ圏内でのワクチン接種の遅延解消の兆しが考えられます。
外国為替市場とコモディティ市場は静かな動き
一方の英国は、アストラゼネカ製ワクチンへの依存により、ワクチン接種状況に影響が出ています。これにより、ポンドが大幅に下落しています。しかしながら、昨日には、ロックダウンが一部緩和され、ポンドは今週をポジティブにスタートすることが出来ました。更に、本日に発表された英2月GDPには若干の上昇が見られ、英1月GDPの下方修正も予想程大きくありませんでした。
本日に発表された中国経済指標の好調な結果にもかかわらず、豪ドルの下落が継続しました。中国の輸出増加は豪ドル上昇には繋がりませんでしたが、原油価格は上昇しました。
明日にニュージーランド準備銀行の政策発表を控え、NZドルは若干上昇しました。ゴールドの下落は継続し、三日連続での下落となる見通しです。米消費者物価指数が予想を上回る結果となった場合、ゴールドは上昇する可能性がありますが、国債利回り上昇の継続すると、上昇には繋がらないでしょう。
米企業決算控え、米株価は方向性を模索
消費者物価指数の結果に注目が集まる中、株式市場は強弱混合の動きとなりました。米第1四半期決算発表シーズン開始も、市場を慎重ムードにさせました。昨日、S&P 500は最高値付近を維持したものの、Eミニ先物指数の動きは本日の米株価は上昇勢いに欠ける模様を示しています。
米経済指標が債券市場のボラティリティを引き起こし、四半期決算発表が開始すると、株価の流れは変わる可能性があります。明日、JPモルガン、ゴールマンサックス、及びウェルファーゴの決算が発表されます。米経済の一段の回復を見極める為に、市場は注視するでしょう。