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米経済回復の見通し継続、国債利回りは不安定な動き
昨日に発表された米3月小売売上高が約10%増加し、米週次新規失業申請件数がパンデミック前の水準まで回復したことにより、米経済の明るい見通しは継続しました。大規模な財政刺激策、及び迅速なワクチン接種により、米国は経済回復において、他国のよりも優位な状況にあり、経済再開への期待も上昇しています。
しかしながら、米経済の明るい見通しは既に年初から市場では織り込み済みで、経済指標結果が経済見通しを裏付けている状況です。
米経済指標の強い結果をけて、国債利回りは低下しました。米10年債利回りは、1か月ぶり低水準まで低下しました。利上げ観測は国債売りに繋がる為、通常、経済指標の強い結果は利回りの上昇要因になります。しかしながら、昨日には国債売りの動きは見られませんでした。反対に、国債の需要が増加し、利回りが低下しました。
米経済指標の強い結果は、市場が既に織り込んだ見通しを変えることはなく、第1四半期での大幅な下落後、今月には国債買い圧力が強まっていました。地政学リスクの上昇を背景に、国際的な国債への需要増加も影響しているようです。
しかしながら、最も影響を及ぼしているのは、FRBが示した米労働市場の完全回復までの超緩和政策の維持方針でしょう。
米ドルは下落して週を終える見通し、ゴールド上昇
昨日の米ドルは、国債利回りと共に下落し、本日には若干回復しました。米ドルインデックスは、2週連続で下落して週を終える模様です。ドル/円は109円台を割り込み、ユーロも対米ドルで6週ぶり高値まで上昇しました。
今週は、豪ドル、カナダドル、及びNZドルも上昇しました。しかしながら、英国内のワクチン接種スピードの鈍化により、ポンドの回復は限定的でした。政治的リスク上昇もポンドの上値を重くしたようです。
最近明らかになったジョンソン政権のスキャンダル、北アイルランドとの関係悪化、及びスコットランドの独立を問う国民投票等がリスク要因となっています。
コモディティ市場では、ゴールドは7週ぶり高値1769.37ドルまで上昇しました。国債利回りと米ドルの下落に加え、米露関係悪化もゴールド上昇に繋がったようです。
米経済指標の強い結果で米株価最高値更新
一方、株式市場は、米国や中国の経済指標の強い結果により、全体的にポジティブな流れとなっています。中国第1四半期GDPは、前年比18.3%増となり、3月の個人消費の上昇も予測されています。しかしながら、前期比のGDPは市場予想を下回り、経済回復継続に懐疑的な見方も広がりました。
アジア株式市場は、概ね上昇して引けました。昨日の米株式市場では、米企業の四半期決算の好調なスタートにより、S&P 500は最高値を更新しました。ナスダック指数も最高値を更新しました。
本日に注目される四半期決算は、米市場開始前に発表されるモーガンスタンレーの決算結果によるでしょう。