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インフレ上昇懸念は継続の可能性
昨日に発表されたFOMC議事録では、一部のメンバーが今後のテーパリング協議開始を予想していることが明らかとなりました。議事録によりますと、一部のメンバーは、「今後の政策会合において、資産購入ペースの調整について協議を開始することが適切である」との考えを示しました。
市場では、6月の政策会合でのテーパリング協議開始の示唆が以前から予測されており、議事録はその可能性を一段と強める形となりました。今回の議事録において、FRBはサプライチェーン問題等による短期的なインフレ上昇への懸念を初めて明らかにし、「当初の予想よりも長引く可能性」について言及しました。
今後数か月において、インフレ上昇懸念が一段と大きくなったとしても、FRBはインフレ上昇が一過性に過ぎないかを見極めてから、今後の方針を決定するでしょう。より重要なことは、FOMC政策会合が米4月雇用統計の脆弱な結果発表前に開催されたことであり、FRBが経済回復時期には、インフレよりも雇用を優先させる方針を明確にしていることです。したがって、議事録は、FRBの方針見通しの実質的な変更には繋がりませんでした。
FRBがテーパリング協議を早くも6月に開始しても、夏にテーパリングが決定される公算は小さく、多数の投資家は8月のジャクソンホールでの公演でパウエル議長がテーパリングへの方向転換を示すと見なしているようです。
米ドルは緩やかに上昇、しかしんながら大きな変化はなし
FOMC議事録の内容が予想外にタカ派寄りとなった為、国債利回りは上昇しました。しかしながら、緩やか上昇に留まっただけでなく、本日には上昇が継続しませんでした。昨日の米10年債利回りは、一時1.692%まで急騰しました。しかしながら、本日には1.660%付近まで押し戻されました。
米ドルインデックスも同様の動きを見せ、FOMC議事録発表後には3か月ぶり低水準から回復したものの、本日には再度低下しました。
本日には、米週次新規失業保険申請件数、及び米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表される為、市場が動く可能性があります。しかしながら、現在の所、米ドルは対円でも上昇が困難となっており、ドル/円は109.20円のレジスタンスラインでの推移となっています。
ユーロ/ドルは、1.22ドル台越えを試す展開となっています。デギンドスECB副総裁が、ユーロ圏国債利回りが根拠のない上昇となった場合、ECBが介入する可能性を示した為、ユーロ高に繋がりました。
豪ドルも昨日の下落から回復し、対米ドルで0.7745ドル付近まで上昇しました。しかしながら、豪4月雇用統計の予想外の低下により、上昇が維持されるかは不透明です。NZドルに関しては、経済回復を後押しする予算案の拡大ににもかかわらず、緩やかな上昇に留まりました。
ビットコイン急落は株価にも影響、米主要株価先物指数は下落
株式市場は、昨日後半の米株価の回復にもかかわらず、米主要株価先物指数は下落を示しています。昨日、FOMC議事録発表を受けて、S&P 500は0.3%、ダウ工業株は0.5%下落して引けました。
仮想通貨の荒い値動きが、株式の一部売却に繋がる可能性により、株式市場の懸念材料になりました。昨日のビットコインは30%下落したものの、その後に下げ幅を回復させました。中国での仮想通貨への規制、及びテスラのマスクCEOがビットコイン保有分の売却の可能性をツイートしたことで、ビットコインの売りが加速した模様です。
しかしながら、少なくとも本日の株式市場は静かなムードとなっています。欧州、及びアジア株式市場は上昇し、米株式市場の回復も期待されています。