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米ISMの強い結果、及び米雇用統計発表を控え、米ドル回復
昨日に発表された経済指標の強い結果は、テーパリング観測を上昇させ、ヘッジの為の安全資産の需要が増加しました。この流れを受けて、米ドルが回復しました。米5月ADP全国雇用者数は、市場予想の65万人を上回る97.8万人でした。したがって、本日の米5月非農業部門雇用者数も同様の増加が期待されます。
米5月ISM非製造業景況指数は過去最高水準となり、米ドル上昇の追い風となりました。ISM非製造業景況指数では、物価上昇の継続も浮き彫りとなりました。雇用に関しては、今週前半に発表されたISM製造業景況指数と同様に、回復に鈍化が見られました。
したがって、米非農業部門雇用者数を取り巻く環境は、強弱が混合しています。市場予想は65万人となっていますが、市場はより強い結果を織り込みつつあるようです。米5月ADP全国雇用者数、及び米週次新規失業保険申請件数の結果は、米非農業部門雇用者数の予想を上回る結果を期待させますが、その一方で、ISM景況指数の結果は、全く反対の方向を示しています。
予想外の結果は、FRBのテーパリング開始時期にも影響を及ぼすでしょう。しかしながら、市場の反応は、どれくらい予想外の結果になるかも影響します。米非農業部門雇用者数の結果が50万から90万人増の水準の場合は、市場が大きく混乱することはないでしょう。一方で、50万人以下、或いは90万人以上の場合は、米ドル相場が反応するでしょう。
テーパリング、及び増税リスクでハイテク株下落
株式市場も米経済指標の結果に反応しました。経済の良いニュースは、必ずしも株式市場には良いニュースではないようです。特にハイテク銘柄にはその傾向があるようです。金利が上昇すると、急騰したバリュエーション株に調整が起きるでしょう。
経済回復によるテーパリングへの懸念に加えて、バイデン政権が法人税の最低税率15%の導入を検討していることも、ハイテク株の下落に繋がったようです。過去数年間、米国に法人税を殆ど納めてこなかったアマゾンやアップルのような大手企業にとって、法人税引き上げは頭痛の種となるでしょう。
株安が継続するかは、本日の米非農業部門雇用者数の結果次第となるでしょう。株式市場の反応は複雑です。市場予想を大幅に下回った場合、量的緩和の長期継続に繋がる為、必ずしも株式市場は大幅に落胆するとは限りません。
実際に、株式市場にとって最悪の結果は、米非農業部門雇用者数が150万人増等の非常に強い結果となり、FRBは夏の終わりまでのテーパリング協議開始を余儀なくなれるでしょう。
総じて、今後数か月の株式市場は、量的緩和縮小、及び法人税引き上げ等の複数のリスクに直面することになります。株式市場は乱高下する可能性がありますが、大幅な調整に留まる公算が大きいでしょう。結局の所、株式市場に最も影響を及ぼすのは、経済状況です。
ゴールド下落、パウエル議長の発言、及びカナダ雇用統計に注目
昨日のコモディティ市場では、米ドルの回復により、ゴールドが約2%下落しました。米国債利回り常用も、ゴールドの利益確定売りに繋がりました。今後のゴールド相場は、テーパリングの協議開始時期次第となるでしょう。ゴールドにとって、テーパリングの開始時期が遅ければ遅いほど良いことになります。
米雇用統計発表前のGMT11:00には、パウエル議長の発言が予定されています。
本日には、カナダ雇用統計も発表されます。翌週にはカナダ中央銀行の政策会合を控えている為、カナダドルにとっては特に重要になるでしょう。