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新たなリスク出現で、今週の株式市場は荒い値動き
今週の主な関心はFOMC政策会合になる予定でしたが、中国政府の規制強化、デルタ変異株への警戒、及び2021年下半期の米企業の売上高鈍化見通しも市場の注目を集めました。新たなリスク出現により、FRBによるテーパリング協議に向けた緩やかなアプローチは、保留となる公算が大きくなりました。
本日の中国株価は下落しました。中国政府の規制強化による投資家心理への影響は、想定よりも大きかったようです。昨日、中国政府は市場の懸念を一時的に緩和できたものの、規制強化は今回のみで他産業には及ばないという中国政府の説明では、市場の懸念を完全に排除できなかったようです。
CSI 300指数は直近では0.8%下落して推移していますが、5%以上下落して今週を終える模様です。アジア株式市場も概ね下落しました。欧州株式市場は1%下落してのスタートとなり、米主要株価先物指数も下落基調となっています。
昨日、アマゾンの営業利益は予想を上回る結果となったものの、収入は予想を下回ったことが明らかになりました。第三四半期の売上高鈍化予測は、市場ムードの悪化に繋がりました。ナスダックの先物指数は、直近では1.3%低下しています。
米企業の四半期決算発表はまだ継続していますが、ハイテク大手のアマゾン、及びフェイスブックが今後の売上高鈍化予測を明らかにしたことが、株価上昇の勢い失速に繋がったようです。多数の投資家にとって、今後の売上高鈍化予測は、経済成長のピーク到達を判断する材料となりました。米国を含む多数の国での感染拡大傾向により、下半期の株式市場はチャレンジに直面するでしょう。
米ドル安定、ポンド、ユーロ、及びカナダドルは上昇
株式市場の混乱は、米ドルの安定に繋がったものの、本日の米ドルインデックスは昨日の上昇後、下落しました。円、及びスイスフランが上昇しているものの、少なくとも通貨市場では、週末に近づくにつれて、ムード改善の兆しが見られています。
5日連続で上昇中のポンドは、対米ドルで1か月ぶり高値1.3975ドルを達成し、1.40ドル台が視野に入っています。今週のユーロも大きく上昇しました。フランス、及びイタリアの第2四半期GDPが市場予想を上回る結果となった後、対米ドルで1.19ドル付近で推移しています。独第2四半期GDPが予想を若干下回る結果となったものの、ユーロ圏第2四半期GDPは米国の結果を大きく下回ることはありませんでした。
米第2四半期GDPは前期比6.5%増となり、堅調な結果となったものの、市場予想の前期比8.5%増を下回りました。米週次新規失業保険申請件数、及び米6月住宅販売保留指数も市場予想を下回る結果となり、FRBによるテーパリングへの慎重姿勢を裏付けました。
米経済指標結果により、米ドルはポンド、カナダドル、及びユーロに対して上値が重くなるでしょう。その一方で、経済成長の明るい見通しが予想されていたオーストラリア、及びニュージーランドでは、デルタ変異株による感染拡大のリスクに直面しています。したがって、対豪ドル、及びNZドルでの米ドル高は継続するでしょう。
ゴールドは1830ドル付近で推移、株式市場の混乱への原油相場の反応は限定的
コモディティ市場では、ゴールドがFOMC政策会合後の上昇を維持しているものの、1830ドル付近でのレジスタンスラインに直面しているようです。今後数日間で米ドルが一段と下落し、国債利回りの低下が継続した場合、ゴールドが1830ドルのレジスタンスラインを超える可能性は高いでしょう。
原油相場は、最近の経済回復鈍化懸念、及び株式市場の混乱殆ど反応していません。市場は、中期的に需要が供給を上回ると予想しているようです。ワクチン接種率の高い国において、デルタ変異株の新規感染者数は増加しているものの、ワクチン接種は入院者数を抑える効果があるようです。したがって、現時点では、欧州や米国でのロックダウン実施は懸念されておらず、原油需要への影響も限定的となるようです。
本日のブレント原油先物、及びWTI原油先物は若干下落しているものの、今週を上昇して終える模様です。