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11月テーパリング観測は継続見通し
先週金曜日に発表された米雇用統計の結果は、米労働市場の堅調な回復を市場に疑問視させることになりました。米9月非農業部門雇用者数は、市場予想の50.0万人増を下回る19.4万人増となりました。パウエル議長は、9月の米雇用統計が「比較的良い」結果であれば、11月のテーパリング開始準備が整うとの見解を示していました。しかしながら、デルタ変異株の感染拡大は、市場やFRBの予想以上に米労働市場に影響を及ぼしていたようです。
米非農業部門雇用者は予想を下回る結果となりましたが、失業率改善や賃金上昇により、パウエル議長の「比較的良い」という水準をクリアしている模様です。米9月失業率は4.8%まで改善し、平均時給は前年比4.6%増となりました。
世界的なインフレ上昇の長期化を鑑みると、FRBが11月テーパリングに踏み切る公算が大きく、今後数か月内に雇用の改善も見られるでしょう。
FRBメンバーの発言、及び米消費者物価指数発表控え、国債利回り上昇で米ドル高継続
米非農業部門雇用者数の低調な結果にもかかわらず、11月テーパリング観測継続は、国債利回りを上昇させました。本日、10年債利回りは1.60%を超え、4か月ぶり高水準を更新しました。FRBがテーパリング実施の予定を変更しなくても、パンデミック後の最初の利上げ時期が先延ばしされる可能性が浮上しています。
今週には多数のFRBメンバーの発言が予定されている為、11月テーパリングへのより明確な手がかりを得ることができるでしょう。水曜日に発表される米9月消費者物価指数は、11月2日から3日にかけて開催されるFOMC政策会合にとって非常に重要となるでしょう。
今週は多数のリスク材料により、米ドルに注目が集まるでしょう。米ドルは対円で上昇しているものの、他の主要通貨に対しては下落しています。米ドルは対円で3年ぶり高値を更新し、本日の終値は113円台となる模様です。ユーロも対米ドルで上値が重い展開となり、先週金曜日以来、1.1570ドル付近で推移しています。
ポンド、豪ドル、カナダドル上昇
一方、ポンド、豪ドル、及びカナダドルは上昇しました。週末中の英中銀メンバーによるタカ派的発言を反映し、本日前半のポンド/ドルは、2週ぶり高値となる1.3673ドルまで急騰しました。英中銀のサンダース委員は、「かなり早期での」利上げを示唆し、ベイリー総裁はインフレ上昇への懸念を明らかにしました。
しかしながら、複数のリスク要因により、利上げによるポンド上昇は僅かに過ぎませんでした。物流遅延、及び燃料不足に加えて、英国とEUは北アイルランド問題に直面しています。
EU側は、北アイルランド国境での検査緩和を提案しているものの、英国側は対応の姿勢を示していません。
豪ドルは、輸出増加、及びロックダウン緩和による豪経済回復への期待を背景に、4週ぶり高値まで上昇しました。先週金曜日のカナダ雇用統計の強い結果、及び原油価格上昇の再開が追い風となり、カナダドルは上昇しています。
原油価格再び上昇、しかしながら株価は下落
世界的なエネルギー危機により、WTI原油先物は、2014年10月以来初めて80ドル台越えとなりました。しかしながら、米株式市場ではリスクオンの動きは見られず、米主要株価先物指数、及び欧州株式市場は先週金曜日の下げ幅を拡大させています。
本日はコロンブスデーにより、米市場の一部が休場となっている為、本日これからの市場は比較的静かになるでしょう。水曜日には、米企業の第3四半期決算シーズンが開始する為、市場は再び動き出すでしょう。先週金曜日の米株式市場は、米非農業部門雇用者の低調な結果にもかかわらず、上昇して引けました。しかしながら、今後の株価回復は、米企業決算結果次第となるでしょう。