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米消費者物価指数発表に注目
今週、市場のリスクムードは力強く回復しましたが、本日の米消費者物価指数発表により、リスクムードの維持が試されることになるでしょう。米11月消費者物価指数はGMT13:30に発表され、一段の上昇が予想されています。市場の予想通り、米11月消費者物価指数が前年同月比6.8%増となった場合、FRBがテーパリングを加速させる公算が大きいでしょう。米国が前回に7%付近までインフレ率が上昇したのは、1965年から1982年までの高インフレ時代の終了時でした。
複数のFRBメンバーはテーパリング加速の必要性を表明し、パウエル議長もインフレの高進は一過性に過ぎないとの見解に懐疑的になりつつあるようです。翌週の本年度最後のFOMC政策会合が開催されます。市場は、テーパリング加速だけでなく、早期利上げを反映したドットプロットも予想しています。
本日、短期国債利回りの上昇が継続し、米2年債利回りが最高水準を記録しました。米10年債利回りも、昨日の下落から回復しました。利回り上昇を受けて、オミクロン株への懸念緩和で今週前半に下落した米ドルが回復しました。
オミクロン株のリスクが完全に消えたわけではなく、経済成長への大きな影響の可能性があることを市場は認識しているようです。英国と欧州は感染対策を強化しました。症状は軽症でも、オミクロン株の感染力はデルタ株の4倍あることを鑑みると、米国内の感染者数増加は回避できないでしょう。市場がオミクロン株のリスクを認識し始め、本日の市場ムードは若干後退しました。
株価上昇一服、しかしながら米主要株価先物指数は上昇
米株式市場では、三日連続の上昇後、利益確定売りの動きが若干見られました。ハイテク銘柄の下落により、S&P 500が0.7%値下がりしました。ダウ工業株は横ばい推移でした。
アジア株式市場では、米株価下落に加えて、中国不動産業界のネガティブなニュースに直面しました。中国恒大集団、及び佳兆業集団は、猶予期間終了後、ドル建て債の利払い不履行となりました。格付け会社フィッチ・レーティングスは、2社の格付けを「一部債務不履行」に格下げとなりました。
香港市場は1%以上値下がりしました。市場はデフォルトを既に予測していた為、株価急落には繋がりませんでした。中国恒大集団の再編は中国政府主導で進められるため、慎重に進められるでしょう。
アジアの株安の流れを受けて、欧州株式市場の下落しました。しかしながら、米主要株価先物指数は若干上昇し、米消費者物価指数によるショックがない場合、米株価が上昇して終了する可能性を示しました。
翌週のビッグイベントを控え、ユーロとポンドは不安的な動き
通貨市場では、米ドル高の流れにより、ユーロ/ドルは1.13ドル台を割り込みました。翌週にはECB政策会合が予定されています。FRBとは対照的に、ECBは定期的な債券購入枠の拡大に合意する可能性があり、ユーロにとってリスク材料となるでしょう。
本日のポンドは若干回復したものの、英GDPの低調な結果により、対米ドルで1.32ドル台越えは達成できませんでした。サプライチェーン問題が英経済成長に大きく影響したようです。英GDP結果により、翌週のイングランド銀行の政策会合での利上げ観測が一段と後退しました。
その他の主要通貨は安定して推移しました。しかしながら、例外はNZドルで、直近で0.3%以上値下がりしました。