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英中銀は、予想外に利上げ
昨日、イングランド銀行は予想外に0.15%の利上げに踏み切りました。英労働市場の回復、及びインフレ高進を鑑みますと、英経済は確実に利上げに対応できるでしょう。一方で、英国内での新型コロナウイルスの感染者数増加により、イングランド銀行は翌年まで慎重姿勢を維持するでしょう。
インフレ上昇が継続する中、リスク管理の観点により、イングランド銀行は早急な対応が必要であると判断した模様です。利上げは8対1で決定しました。僅か2週間前までは、複数のメンバーが利上げ時期の協議には時期尚早との見解を示していた為、今回の利上げはサプライズになりました。
予想外の決定でポンドは急騰し、その後のリスクオンムード後退で、上昇幅の多くを失いました。リスクムードに反応しやすいポンドの動きが鮮明となりました。英国の双子の赤字、及び世界の投資の中心的役割により、パンデミック中のポンドとリスクムードの関係は、一段と強まりました。
ポンドとリスクムードの相関関係は、翌年も継続するでしょう。英経済の状況を鑑みますと、市場予想の翌年の3回の利上げは、比較的公平な判断のようです。
ECBはテーパリングを発表、ユーロ上昇
ECBは緩やかなテーパリングを発表し、経済見通しを大幅に上方修正しました。これにより、ユーロを買い戻す動きが強まりました。今後、資産購入プログラムは、月200億ユーロペースになるまで段階的に縮小します。
ECBはテーパリングを若干前倒しし、経済見通しを上方修正しました。このことから、インフレは2023年の目標を若干下回る水準であり、金融正常化に向けてECBが動き出したことを示しています。当然ながら、スピードは重要ですが、ECBは非常に緩やかなペースで進める為、量的緩和に依存した債券市場へのショックは回避できるでしょう。
ユーロは上昇したものの、その後には上昇の勢いが失速しました。ユーロ/円は、横ばい推移でセッションを終了しました。国債利回り低下による米ドルの下落を背景に、ユーロ/ドルの終値は上昇しました。
株価下落、ゴールド上昇
株価回復は、長くは継続しませんでした。ハイテク銘柄は下落に転じ、昨日のFOMC会合の上昇幅を失いました。急に下落に転じた要因は不明確ですが、国債利回りも低下していることから、発端はFRBのテーパリング加速決定ではないようです。
翌年には、量的緩和政策、及び財政刺激策が終了する中、バリュエーションは非常に高い水準を保っています。したがって、投資環境は一段と不安定となり、株価上昇には、米企業の四半期決算の強い結果が必要になるでしょう。過去数年の株高の流れが再び繰り返される公算は小さいでしょう。
米国債利回りの低下を受けて、昨日のゴールドは上昇しました。2022年に向けて、ゴールドにとって最も重要なことは、インフレ上昇の懸念後退による国債利回り上昇、及びFRBによる債券買い入れ終了が実現するか次第となるでしょう。この場合は、ゴールドにとって困難な一年となるでしょう。