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株価は緩やかに回復
先週の欧米での利上げによる混乱の動きは、本日は一段と収まったようです。現在の所、景気後退への懸念よりも、主要経済指標の発表、及びパウエル議長の議会証言に市場の注目が集まっています。
アジアの株価は概ね上昇し、欧州株価は二日連続での上昇となる見通しです。米主要株価先物指数の動きから、祝日明けの米株式市場は上昇してのオープンとなる模様です。
利上げ、或いはインフレのピークアウトの兆しへの市場予測に、先週からの変化は見られません。市場の最大の懸念は景気後退である為、今週の株価回復は、過去2週間の上昇相場後のテクニカル上での調整の動きに過ぎないようです。
国債利回りの上昇一服により、債券市場も落ち着きを取り戻しつつあるようです。先週水曜日の0.75%の米利上げ後、米10年債利回りは3.5%目前まで上昇しました。
今週は多数のリスクイベントに注目
水曜日から木曜日にかけては、パウエル議長の議会証言が予定されています。インフレ抑制の為、一段と積極的な利上げの必要性が示唆される可能性があります。今週には、6月PMI指数に加えて、英国、カナダ、及び日本からは消費者物価指数も発表されます。
利上げペースだけではなく、ハイテク工業の中心地、深セン市を含む中国南部での感染拡大を受けた新たなロックダウン実施も市場懸念材料となっています。
ユーロ上昇、円は一段の下落の余地
外国為替市場では、安産資産が下落し、リスク資産が回復しました。米ドルは、先週に記録した20年ぶり高値から一段と下落しました。円とスイスフランも下落しています。米ドルは対スイスフランでは下落したものの、対円では上昇し、135円台付近で推移しています。
先週金曜日に、日銀が超緩和政策の維持を表明した為、円の一段安の余地があるでしょう。対照的に、ECBは利上げに向けて準備を進めています。昨日、チーフエコノミストのフィリップ・レーンECB理事は、7月の利上げは0.25%となる見通しで、インフレが一段と上昇した場合には、9月に大幅な利上げが実施される可能性を示唆しました。
ユーロ/ドルは約0.5%上昇し、1.0555ドル付近まで値を切り上げました。昨日に、ラガルドECB総裁が欧州債の利回り格差を回避する姿勢を改めて示したことも、ユーロ上昇の追い風となったようです。
ポンドと豪ドル上昇
イングランド銀行金融政策委員会のマン委員の発言を受けて、ポンドも上昇し、対米ドルで1.23ドル台を試す展開となっています。イングランド銀行のタカ派的政策へのシフトを市場は感じ取っているようで、マン委員は0.50%の利上げを支持する3人のメンバーの一人です。
本日、マン委員もチーフエコノミストのヒュー・ピル氏もポンド安がインフレ圧力を高めていると指摘しました。
本日のカナダドルは、カナダ4月小売売上高の発表を控え、1.2910カナダドル付近で推移しています。
豪ドル、及びNZドルは、市場のリスクオンの回復により、上昇しました。しかしながら、オーストラリア準備銀行のロウ総裁が0.50%以上の利上げの可能性は低いとの見解を示したため、豪ドルの上値は重くなりました。
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