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米国債利回りが数年ぶり高水準で米株価下落
国債利回り上昇、及び米医薬品大手アボット・ラボラトリーズの低調な四半期決算結果を受けて、昨日の米株価は、二日連続の上昇後に下落に転じました。アボット・ラボラトリーズは、ドル高や中国のサプライチェーン問題の影響により、海外での医療機器売上高の伸びが予想を下回ったことを明らかにしました。
米10年債利回りは14年ぶり高水準4.18%まで、米2年債利回りは15年ぶり高水準4.614%まで急騰しました。今週にニュージーランド、英国、及びカナダから発表された消費者物価指数の結果を受けて、世界の中央銀行がインフレ抑制に一段と動く可能性を市場は見極めようとしている模様です。
昨日、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、米労働市場の需要が引き続き堅調であることから、インフレはピークアウトしていないとの見解を示しました。市場は11月のFOMC政策会合での0.75%の利上げを完全に織り込む一方で、政策金利が翌年5月に5%付近でピークに達すると見なしているようです。FRBの翌年の中間見通しは4.625%となっています。市場は2023年11月までの利下げを予想しているものの、利下げ後の政策金利はFRBの予想を上回っています。
市場はFRBよりもタカ派的見解を示しています。したがって、米四半期発表時期に株価が上昇しても、大局的には株安の流れは継続する可能性があります。経済指標結果により、殆どの経済主要国が物価上昇に直面していることが鮮明になった場合、株価の下落に繋がるでしょう。
ドル円は一時150円台の大台乗せ
昨日、米国債利回り上昇は、米ドルを対主要通貨で押し上げました。ドル/円は150円台目前で推移し、市場は為替介入を警戒しています。FRBの利上げ方針、及び日銀の超緩和政策の維持を鑑みますと、日銀による為替介入の再実施は、ドル/円の押し目買いのチャンスと見なされる可能性があります。
総じて、FRBのタカ派的な利上げ方針は、市場の期待に応えないことによる落胆に繋がるリスクを上昇させます。FRBメンバーが市場予想よりも緩やかな利上げ方針を明らかにした場合、米ドル売りを引き起こす可能性があります。11月2日のパウエル議長の記者会見の内容が予想程タカ派的ではないと見なされた場合、米ドルは下落するでしょう。
カナダ消費者物価指数結果で0.75%の利上げ観測上昇
カナダ9月消費者物価指数の予想を上回る結果を受けて、昨日のカナダドルは、対米ドルでの下げ幅が最も小さい通貨でした。前年比での消費者物価指数は下落したものの、予想を上回りました。
先月の消費者物価指数結果が予想を大きく下回る結果となった為、市場ではカナダ中央銀行が利上げペースを落とす見方が広がっています。翌週の政策会合では0.50%の利上げ、その後には0.25%の2回の利上げが予想されていました。昨日の消費者物価指数結果を受けて、0.75%以上の利上げの可能性も浮上し、ターミナルレートも0.20%上昇しました。
原油価格上昇もカナダドル高の追い風となっているようです。昨日、中国政府が入国者の隔離期間短縮を検討していることが報じられ、原油価格は2.3%、本日には1.6%上昇しました。中国は世界最大の原油輸入国である為、厳格な感染対策の緩和は、原油相場にとって上昇要因となります。