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米利上げペース鈍化見通しで、米ドル一段安
米経済指標の脆弱な結果が米利上げペース鈍化への期待を上昇させ、昨日の米ドルは対主要通貨で下落しました。
住宅ローン金利上昇による住宅需要鈍化を受けて、米8月単身者向け住宅価格は2か月連続での下落となり、7月の下げ幅を上回りました。インフレ上昇、及び景気後退への懸念を背景に、米10月消費者信頼感指数は予想を上回る下落となりました。
経済指標は高額商品の底堅い需要を示す一方で、利上げによる労働市場への影響の兆しも浮き彫りにしました。したがって、今後景気減速が一段と進んだ場合、高額商品の需要が低下する可能性があります。FRBの金融引き締め効果が米経済に反映されるのは翌年になるでしょう。
金融引き締め効果は依然として不透明ですが、市場は景気後退リスクの拡大を認識しつつあります。更に、米経済指標の脆弱な結果は、景気後退リスクの拡大見通しを後押ししています。12月にも米利上げペース鈍化の可能性があることを織り込み、市場は利上げ観測を下方修正した模様です。
FF金利先物指数によりますと、11月の0.75%の利上げは完全に織り込まれています。しかしながら、12月の利上げは0.50%と0.75%の予想で分かれています。先週のターミナルレートは5%まで上昇したものの、現在は4.9%付近となっています。利下げ観測が依然として残っていても、政策金利はFRBによる2023年の中間見通しと一致すると市場は見なしているようです。
市場ではFRBのタカ派的見解が一段と織り込まれる公算は低く、今後発表される米経済指標が12月以降の利上げペース鈍化見通しを後押しした場合、米ドルの上値が重くなるでしょう。世界の中央銀行では、FRBが最もタカ派的方針を維持している為、政策転換の兆しと判断するには時期尚早です。翌週の声明文、及び記者会見において、FRBの方向性が一段と明らかになるでしょう。
スナク新首相でポンド上昇;インフレ上昇で豪ドル高
英国では、スナク新首相が経済危機脱出への試みを示し、ポンドは対米ドルで大きく上昇しました。10月31日には、再任のハント財務相が予算案を正式に発表する予定です。
英政局の混乱の収束後、イングランド銀行による1%の利上げの可能性は35%まで低下しました。利上げペース鈍化は、二桁台のインフレ抑制を期待できない為、英経済はポンドのリスク材料になるでしょう。英国の双子の財政赤字により、ポンドは市場のリスクムードに反応する傾向があります。世界的な景気後退リスクが鮮明になると、ポンドは下落するでしょう。
ポンドに続き、豪ドルも対米ドルで上昇しました。豪第3四半期消費者物価指数の予想を上回る結果は、豪利上げ観測上昇に繋がりました。しかしながら、市場では前回の0.25%に続き、今回も0.25%の利上げが大半の見方となっています。
本日にカナダ中央銀行の政策発表を控え、カナダドルは対米ドルで緩やかに上昇しました。豪政策金利とは対照的に、積極的な利上げが織り込まれ、0.75%の追加利上げが予想されています。市場の予想通りとなった場合、市場の関心は今後の政策見通しに集まるでしょう。
米決算の好調な結果と米利上げペース鈍化期待で、米株価一段高
米経済指標の脆弱な結果にもかかわらず、昨日の米株価は上昇幅を拡大させました。米経済指標の脆弱な結果は、米利上げペース鈍化観測に繋がる為、株価のポジティブ要因になります。市場予測が低く設定されている為、S&P 500に上場する74%の企業の四半期決算は予想を上回る結果となりました。これを受けて、株価は最安値から一段と上昇しました。
当面の間、米株価回復の流れが継続するでしょう。しかしながら、世界の中央銀行がインフレ抑制のために利上げ方針を継続する中、景気後退懸念は引き続き強まっています。米利上げペース鈍化が株価上昇に繋がっても、金融引き締めの成果が見られない為、世界経済後退見通しは継続するでしょう。