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・米ISM指標はインフレ加速を示唆
・市場はFRBターミナルレート上昇と判断で米ドル上昇
・豪中銀は0.25%利上げ、日本円下落

米ISM指数はインフレ加速を示唆
今週、再びインフレ懸念が金融市場に広まっています。ISM非製造業指数が米経済活動が年末に向けて勢いを増すと示唆し、来週のFRB金利決定にさらなる圧力がかかっています。
本年度のFRBの度重なる大幅利上げが米経済の減速を目的としているにも関わらず、11月のISM非製造業指数はさらに上昇しました。本指数は、サービス業のコスト上昇を警告しており、賃金上昇の加速とともに、FRBが利上げ幅を減速するとの憶測を打ち砕きました。
FRBは米経済に不必要な打撃を与えずに、十分な利上げで永久的にインフレに対処する必要があります。急激な景気減速を示す指標を懸念して、FBRが利上げ幅縮小に向けていると市場では予測されていたものの、本指標はそのシナリオと反するものになります。
市場は、依然として来週FRBが0.5%利上げをすると織り込んでいますが、「ドットプロット」ではより積極的な利上げの見通しに上方修正しました。市場は現在、金利が来年度5%でピークに達すると見ています。
米ドル復活、米株価とゴールドは下落へ
為替市場では、米ドルが上昇しています。米経済がエネルギー問題に苦しむユーロ圏経済よりも優位にあると判断したためです。インフレの減速、及び中国の経済再開への可能性が米ドルの上昇妨げとなりましたが、主要経済国が米国よりもはるかに悪い状態にあるため、米ドルの弱気反転は時期尚早といえます。
経済の明るいニュースは、株価にマイナスに影響します。S&P 500は1.8%下落しました。これは、市場が来週FRBの大幅利上げ、及び米インフレ加速レポートを仮定して、バリュエーションが拡大して株価がさらに下落することへの警戒したためです。
コモディティでは、米ドルと米国債利回りの復活がゴールドの復活を阻んでいます。ゴールドは一般的に米ドルで価格設定されるため、米ドル高でゴールド価格が上昇し、利回りの発生しないゴールドの魅力も低下します。
豪中銀利上げ、円下落
本日、オーストラリア準備銀行は利上げを実施し、追加利上げも示唆しました。しかしながら、豪ドルの反応は限定的でした。世界の景気後退リスクにより、市場は大幅な利上げではなく、翌年での0.25%の利上げを2回織り込んでいます。
最近の世界での国債利回り上昇が日国債利回りとの金利差拡大に繋がり、円が下落しました。賃金上昇の脆弱な結果は、日銀の政策変更への期待を後退させました。しかしながら、円回復の公算は大きいようです。
実施はまだ先となるようですが、インフレ上昇を背景に、日銀は翌年の政策調整に向けて動いているようです。したがって、世界経済の見通し悪化、及び世界の中央銀行による利上げ終了により、金利差が円に有利な展開となる余地があります。
原油価格の下落、及び日本の海外から観光客受け入れの再開により、貿易赤字も改善し、円安要因も解消される方向に向かうでしょう。