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・円高は緩和も利回りが日銀上限付近で勢い維持
・株価上昇で下落傾向に終止符
・米ドルはやや堅調、カナダCPI指数発表前にカナダドルも堅調

日本円は1998年以来の最高の日
今週火曜日に、日銀の10年債利回り上限幅拡大を受け、日本円は1998年以来の最高の日となりました。日銀は、この決定を債券市場の機能改善に必要な調整と慎重な姿勢を見せました。しかし市場は、退任する黒田総裁が金融刺激案からの最終的な脱却を図っていると解釈しているようです。
この発表で、日本円を取り巻く状況は著しく変化しました。特に対米ドルで、2か月前の1ドル150円から、1ドルおよそ130円と円高になりました。
この政策転換により、多くの日本国内投資家が資金を海外投資から日本に移す可能性があります。そのため、ここ数日間で円高が進行するかもしれません。また米経済のハードランディング不可避への懸念の中、米ドルはこれまでの利益の大幅な縮小に晒されているため、ドル/円ペアにとって、かなり重要なタイミングだったと言えます。
11月の米建築許可数の大幅な減少は、米経済の脆弱化を浮き彫りにしました。米ドルの次の試練は、金曜日の米PCE指数発表になります。11月に米物価上昇圧力が緩和されたと予想されています。日本円は、インフレ上昇を示す金曜日の日CPI指数発表が注目されるでしょう。本日、カナダでもインフレ指数が発表され、カナダドルに影響すると思われます。
日債券は日銀の上限に達する
クリスマス休暇の今週を控え、流動性が低下し、リスクセンチメントに関しては、債券市場が主導権を握ります。今月、世界の債利回りは上昇し、株式など金利に敏感な資産の圧力となっています。
現在、世界の各中央銀行は利上げのペースを鈍化しています。しかし来年の初めにも、数回利上げを行うでしょう。借り入れコスト上昇が企業及び消費者に与える影響が深刻で、中央銀行としても金利引締めを一時停止する現状ではないと言えます。
日銀は来年に利上げを実施する可能性があり、日本国債利回り上昇圧力が高まっています。本日の日銀による予定外の債券買いオペにも関わらず、10年物国債利回りは0.5%の上限に達したため、円高を支えています。
リスク選好の中、株価上昇へ
アジアセッションで、他国の利回りは上昇から緩和しています。これは一時的かもしれませんが、株価の回復も支えているようです。
昨日、S&P 500とナスダック総合指数は小幅上昇し、4日連続下落の流れに終わりを告げました。Eミニ先物は、欧州株価が先導する形で本日上昇しています。
今のところ、この株価復活には説得力が欠けますが、マスク氏のツイッターCEO辞任を背景に、テスラ株が急騰していることもあり、年明け前にミニサンタラリーとなる期待が高まります。