XMTradingは、アメリカ合衆国の居住者にサービスを提供していません。
極限の取引を。Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamの誇り高きオフィシャルパートナー。詳細はこちら
極限の取引を。Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamの誇り高きオフィシャルパートナー。詳細はこちら
・FRBパウエル議長の中立姿勢で、市場はラリーにゴーサイン
・本日ECBと英中銀の政策発表、予想通りの0.5％利上げか
・アップル社、アマゾン社、グーグル社と収益報告続く
FRB発表後米ドル下落、米株式市場は急騰
昨日、FRBは予想通り0.25％の利上げを実施し、さらなる引き締めを警告しました。パウエル議長は会見で、比較的中立的なトーンで、インフレの進展を認識しました。しかし、年内の利下げ予定はないと強調しました。
パウエル議長はまた、深刻な景気後退なしにインフレが抑制されるとのソフトランディングの可能性を示唆しました。そして、「ディスインフレ」の兆候の訪れに言及した後、インフレとの戦いへの勝利発言は時期尚早であり、今後何度かの利上げが予期されるとして、バランスを取りました。
パウエル議長はこれまで金融環境の緩和への懸念を繰り返してきましたが、昨日、この緩和懸念に消極的だったことに市場は着目しました。このため市場は、敵はFRBではないと認識し、リスクの高い資産への投資のゴーサインと受け止めたようです。
この会見で、米国債利回りは下落したため、株価とゴールドが急騰しました。
本日ECBと英中銀の金利政策発表
ユーロは、本日のECB政策発表に先立ち、対米ドルで1.10ドル付近まで上昇しました。ECBは、ラガルド総裁が前回の会合で、基本的に事前の利上げを予期した通り、0.5％の利上げが広く予想されています。
ユーロにとっては、次回3月の会合での利上げ幅に注目が集まります。現在、ユーロ圏はガス価格の下落により、明るい経済成長の見通しの中、インフレ加速が続いているため、さらなる0.5％の利上げを実施するかどうか疑問が残ります。
一方イングランド銀行は、2桁のインフレ抑制と企業調査による急速な景気後退懸念のバランスを保つため、難題を抱えています。市場は今回、0.5％利上げを織り込んでいます。しかし、会合での投票が大きく分裂した場合や、経済予測が景気後退を暗示し続ける場合、ハト派への転換が示唆されるかもしれません。
そのため、ポンドの先行きは楽観とは言えないでしょう。イングランド銀行による利上げ引き締めサイクルは効果が出ておらず、広範囲なストライキなど、英国経済は危機が続いています。世界的なリスクセンチメントに敏感なポンドは、ここ最近の株式市場の楽観ムードが薄れる場合に備えて、売り圧力に対して脆弱になるでしょう。
大手ハイテク社の収益報告続く
本日、米株式市場は、ハイテク大手の収益報告が続きます。アップル社、アマゾン社、そしてグーグル社全て、市場終了後に報告を控えています。報告結果によっては、S&P500などの指数の重みを考えると、市場全体に衝撃を与える可能性があります。
メタ・プラットフォームズ社は昨日、計画済みの設備投資を廃止し、400億ドルの大規模な自社株買いを発表したため、時間外取引で株価が20％急騰しました。
全体として、市場には楽観ムードが漂いますが、必ずしも根拠があるとは言えません。先行指標の経済減速、およびマイナス利益にも関わらず、SP500の最近の上昇の背後には、収益の18倍以上の大規模な拡大にあります。
今年の最もパフォーマンスの高い株は、最低品質であり、昨年ほとんどが損失で終わったため、このラリーの主導は、不安定な基盤と言わざる負えません。
