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・11月の米経済データの欠如とFRBメンバーの発言機会が少なく、リスク選好度は限定的か
・今週は米感謝祭で後半休場のため、市場は流動性不足に
・為替市場の動きも控えめ、円安は一段落
・ウクライナとロシアの和平交渉で、ゴールドと原油は様子見

本日は重要な米経済データ発表続く
米政府機関の閉鎖終了して2週間が経過しましたが、経済データはそれほど発表されていません。本日は9月の米生産者物価(PPI)指数と小売売上高、明日は耐久財受注と失業保険申請件数が発表となり、現在の市場のリスクオンセンチメントの後押しとなるかもしれませんが、投資家は閉鎖期間中の経済データを待ち望んでいます。
労働省労働統計局と商務省経済分析局はともにデータの収集と処理に必死ですが、10月のPCEレポートのように、10月の経済データの大部分は発表中止か延期となっています。したがって、現在の焦点は11月の経済データに移行しており、その多くが12月10日のFOMC会合後の発表となるため、FRBパウエル議長の任務をより困難にしています。米民間調査機関コンファレンスボードが発表する11月の消費者信頼感指数が本日発表となるため、政府機関の閉鎖で消費意欲が低下した可能性が示唆されます。
それまでは、FRBメンバーの発言が注目されます。先週金曜日のニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の発言に続いて、昨日ウォラー理事とサンフランシスコ連銀デイリー総裁が、労働市場の軟化を要因として、12月の利下げを支持する発言をしました。
ウォラー理事がハト派的見解を示すのは既定路線ですが、デイリー総裁が「できるだけ多くの情報を得るまで金利決定を待つことが重要だ」と発言した2週間後にハト派的見解を強く示唆したことは注目に値します。デイリー総裁は2027年までFOMC会合にて投票権を持ちませんが、リスク市場は現在ハト派的見解に反応しています。特に、今週は感謝祭で祝日となるため、FRBメンバーの発言機会は少ないようです。
このFRBメンバーのハト派的見解によって、12月での0.25%の利下げ観測は先週の約20%から70%まで引き上げられました。 タカ派メンバーが依然として追加利下げに納得しておらず、重要な経済データが不足していることからも、この確率は多少誇張されているように見えます。そのため、この予想が低下することは、市場にとっては軽視できないのかもしれません。
昨日の米株価は上昇基調
米株式市場は今週上昇基調で始まり、ナスダック100が昨日2.6%の上昇を記録し、5月中旬以来の上昇トレンドの再開を試みているかのようです。主な進展がないにもかかわらず、感謝祭後の上昇に投資家が準備しているためか、米株価は上昇基調です。感謝祭ラリーは通常のサンタクロースラリーの前段階として捉えられることもあるようです。特に、一大手投資会社が既に投資家に対して2026年の現在の弱気トレンドを活かすようにアドバイスしています。
一方で、暗号通貨は11月21日の安値から上昇しているにもかかわらず、強気トレンドへの勢いを仕掛けるのに苦戦しています。ビットコインは9万ドル台まで上昇しておらず、イーサも3,000ドル台突破とはなっていません。暗号資産市場のセンチメントは極めてマイナスのようで、金曜日からの控えめな上昇トレンドが継続するかもしれません。
米市場は感謝祭のため、今週木曜日に休場となり、金曜日のブラックフライデーは早引けとなるため、流動性の低下が市場の動きを加速させる可能性があることにも注意が必要でしょう。
為替市場は控えめ、コモディティ市場に動きあり
控えめなリスクオンセンチメントにもかかわらず、為替市場は円クロスでさえも、今週は比較的落ち着いています。ユーロ/ドルは、9月17日の高値から引き続き下落トレンドとなっており、1.1482から1.1495が強いサポートゾーンとして機能しています。このゾーンを突破して下落する場合、勢いが付き、次のサポートラインは、8月1日に更新した1.1391となります。
米インフレが目標よりもかなり高い水準で高止まりし、日中間の関係悪化にもかかわらず、FRBの利下げ観測の高まりから一部恩恵を受けて、ゴールドは今週強く上昇しています。4,190ドルを頂点とした三角形を形成するような動きとなる場合、強気派の意思が試されるかもしれません。
一方、欧州とウクライナが和平案の代替案を提出しましたが、ロシア側がこれを拒否したため、原油価格は様子見となっています。したがって、米国が提示した最初の28項目の和平案が残り、スタート地点に戻った形となります。和平案合意への期待から原油価格は下落していますが、今週中に和平案合意とならない場合、反発する可能性が示唆されています。