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・AIを巡るパニック緩和で株価上昇、NYダウと日経平均株価は新最高値更新
・本日の米小売売上高を前に米ドル下落は一段落
・ゴールドの回復は一段落、ビットコインは70,000ドルの壁
・スターマー首相が続投表明で英国債利回り低下、ポンド下落

ハイテク株回復で株価上昇
米株式市場の株価は先日、AI関連株が反発し、バリュエーションやAIが従来の企業に混乱を招くとの懸念から引き起こされ、10日間に渡った売り分の約半分を回復したため、急上昇してプラスで引けました。ナスダック総合指数は0.9%、S&P500は0.5%とそれぞれ上昇し、NYダウは小幅上昇して最高値を更新しました。
今週の株価の回復により、先週のパニックは多少誇張されていたことが示唆され、おそらくソフトウェアやデータプロバイダー関連社へのAIによる影響を見積もるのはまだ時期尚早だったのかもしれません。またこれまでのところ、第4四半期の決算報告は、一部の企業のフォーワードガイダンスが市場の高まる期待に沿えなかったものの、大方予想を上回っています。
コカ・コーラとフォードなどが本日決算報告をする予定です。
今週の重要な米経済データで方向性の確認、日経平均株価は再急騰
米株式先物は今週発表となる3つの重要な米経済データの一つである米小売売上高が本日発表となるため、慎重な市場を反映して、現在横ばいでの開場を示唆しています。先週発表された米労働市場の軟調を示す経済データを受けて、本日の米小売売上高は低調な労働市場が消費者意欲のダメージとなっているのかを知る兆候として注目されるでしょう。
明るい話題に目を向けると、投資家はFRBが今年末までに少なくてもあと2回の0.25%の利下げを行うことにさらに確信しています。明日発表の米非農業部門雇用者数が低調な労働市場を反映する結果となる場合は、市場は年内に3度目の利下げを織り込む可能性もあります。しかし、金曜日の米CPI(消費者物価)指数の結果次第では、株価が下振れとなり、米ドルが上振れとなるリスクがあります。
一方、アジア株は市場のセンチメント改善から恩恵を受けています。日経平均株価(225種)は、日曜日の選挙結果を歓迎する形で本日も上昇し、2.3%の急騰で新最高値を更新しました。高市首相率いる自民党が衆議院で過半数を超える議席を獲得したことで、高市首相は選挙公約である飲食品消費税の一時停止を含めた選挙公約などの政策を自由に推進することができるようになるため、日本株にとってはプラスでしかありません。
口先介入で円高、スイスフランも上昇
しかし、円にとっては必ずしも朗報ではありません。昨日、閣僚から繰り返し口先介入を受けて円は上昇し、ドル/円は155円30銭付近まで緩和しています。しかし、米ドルはユーロやポンドといった他の主要通貨に対しては若干安定しており、昨日の急落分の一部を取り戻しています。
ユーロは昨日最も上昇した通貨の一つで、米ドルに対して0.8%上昇して、1.19ドル台に達しました。豪ドルとスイスフランもまた昨日好調となり、豪ドルはオーストラリア準備銀行による追加利上げ観測から上昇しており、スイスフランは、中国が米国債の保有抑制を指示したことから懸念が生じ、安全資産への流入から上昇しました。
同様なトレンドは他の新興市場国でも見られますが、米国債利回りへの反応は今のところ限定的です。
ユーロとポンドは上昇も高値から下落
FRBへの利下げ観測が高まる一方で、昨日のラガルド総裁を含めたECBメンバーの発言からサポートされたためか、ユーロが新たに強気の勢いを取り戻しています。ラガルド総裁は、ユーロ圏のインフレが一時的に目標である2.0%を下回ってもECBとしては早急には反応しないと述べました。オーストリア中銀コッハー総裁もまた、ECBはユーロがさらに準備通貨としての地位を確立する準備があることを示唆したことで、ユーロの上昇の追い風となった可能性があります。
イギリスでの政情不安にもかかわらず、ポンドもまた昨日上昇し、一時的に1.3700ドル台まで上昇しました。スターマー首相は、エプスタインとの関係が知られていたにもかかわらず、マンデルソン氏を駐米大使に任命したことで怒りを買っており、労働党内からも辞任するように圧力がかかっていますが、今のところは何とか続投を宣言しました。
スターマー首相は閣僚からの支持により、少なくても2月26日の地方選挙までは、この危機は深刻化が妨げられる見通しであることから、英ギルト債利回りは本日低下しました。
ゴールドとビットコインはともに下落基調
ゴールドは本日若干下落しており、2日連続の回復は一段落しています。ドル高がゴールドの強気派の障害となっていますが、5,100ドルを若干下回った水準でのテクニカルレジスタンスもまた短期的な障害になっているようです。
今週の非農業部門雇用者数と米CPI指数の発表がゴールドにとって重要な指標となり、5,000ドル突破に説得力のある回復となる可能性があります。
FRBへの利下げ観測の高まりもまた、70,000ドル突破に苦戦し再度下落基調であるビットコインにとっては朗報となる可能性があります。