XMTradingは、アメリカ合衆国の居住者にサービスを提供していません。
極限の取引を。Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamの誇り高きオフィシャルパートナー。詳細はこちら
• トランプ大統領の楽観的な言及にも関わらず、攻撃は続き、米ドルは反発
• 本日の米CPI発表を前に、投資家はFRB利下げ観測を後退
• 来週の豪中銀の利上げ観測の高まりを受け、豪ドル上昇
• 米株投資家は慎重姿勢を維持、ゴールドは5,200ドルを超え反発

トランプ大統領の「戦争終結」発言をよそに、昨日は最も激しい攻撃に
昨日の米ドルは主要通貨の殆どに対して反発し、豪ドルに対してのみ下落し、カナダドルに対してはほぼ横ばいで取引を終えました。本日は再びやや下落しているものの、昨日の上昇分の一部は維持しているようです。
トランプ大統領が月曜日に、戦争はほぼ終わりに近いと述べたものの、昨日はこれまでで最も激しい攻撃の日となったと報じられるなど、紛争は激化しました。新イラン政権がいかなる反政府抗議活動に対して警告を発し、イランの革命防衛隊が「引き金を引く」準備ができていると表明する中、米国とイスラエルは本日もイランへの攻撃を続けています。これに対しイランは、イスラエル、レバノン、そして湾岸諸国に対する攻撃を再び行いました。
戦争が12日目に入る中、市場参加者は近いうちに停戦が実現するとは考えにくいと感じており、その結果、年末までのFRBの利下げ幅を再び数ベーシスポイント分引き下げました。FF金利先物によると、投資家は現在、年末までに合計0.38%相当の利下げを見込んでおり、これは昨日の0.43%から低下しています。
本日は米CPIデータに注目、豪中銀の利上げ観測の高まりで豪ドル上昇
本日は、投資家は2月の米CPIインフレ指標に注目する見通しで、いずれも前年比で総合インフレ率は2.4%、コアインフレ率は2.5%と横ばいとなると予想されており、依然としてFRBの目標である2%を上回っています。米ISM製造業PMIのサブ指数である支払価格指数は今月70.5へ急上昇しており、ISM非製造業PMIの投入価格指数はやや低下したものの、63と依然として高水準にあることから、いくらかのインフレ上振れリスクがあるかもしれません。
したがって、大きな物価上昇圧力への懸念を引き起こした中東戦争が開始される前から、すでに根強かったインフレが、トレーダーの利下げ観測をさらに後退させる可能性があるでしょう。その場合、これが米ドルの回復をさらに強め、これまで続いてきた上昇トレンドが再開するかもしれません。
昨日の豪ドルは最も上昇した通貨となり、本日も続伸し、約4年ぶりの高値近辺まで急伸しました。これは、豪中銀のハウザー副総裁が、来週の政策会合で当局者らは、利上げを実施すべきかどうかを真剣に議論することになると述べたことが背景にあります。オーストラリアのオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場によると、来週0.25%利上げが行われる確率は75%に上昇しており、さらに5月にも追加利上げが実施される確率は40%程度と十分に織り込まれています。
豪インフレ率は、豪中銀の目標レンジである2~3%を大きく上回る水準で推移しており、さらにイラン戦争を背景としたエネルギー価格の急騰によってインフレの粘着性が強まるとの懸念も高まっています。こうした状況から、豪中銀は各国の主要中央銀行の中で最もタカ派的な姿勢を維持する可能性が高く、その結果、豪ドルは米ドルに対してもさえも引き続き強さを発揮する公算が大きいでしょう。
本日の米インフレ指標を控え株価は小幅推移、ゴールドは反発
米株式市場では昨日、ダウ平均とナスダックはほぼ横ばいで推移した一方、S&P500はやや反落しました。しかし、攻撃が続く中、恐らくイラン戦争が近くに終戦するとの期待は後退している可能性があり、本日の先物相場は寄り付き安を示唆しています。
本日の米CPIデータがインフレの高止まりを占める結果となれば、投資家には新たな悩みの種となりそうです。というのも、借入コスト上昇への懸念が高まれば、今後数四半期から数年間の将来のキャッシュフローを割り引いて評価される高成長テクノロジー株の現在価値を押し下げる可能性があります。
ゴールドは反発し、3月2日以来初めて5,200ドルを上回って取引を終えました。これは、このイラン戦争における主要な安全資産は米ドルである一方で、なおゴールドも逃避先として求める投資家が存在することを裏付けています。また、中国人民銀行が引き続きゴールド需要の安定的な牽引役であることを示すデータも相まって、特に投資家がFRBの適切な利下げ見通しを織り込み、それによりドルの上昇が落ち着けば、ゴールド価格のさらなる回復も期待できるかもしれません。