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・米国とイランが水面下で対話努力との報道も原油価格上昇
・エヌビディアCEOの前向き発言で株価上昇、ゴールドは5,000ドル付近で推移
・豪中銀は利上げ決定でタカ派姿勢維持も投票結果が僅差となり豪ドル上昇できず
・ドル/円は日本政府の介入基準とみられる160円に近づく

原油価格上昇
ホルムズ海峡の安全確保のため、トランプ大統領による同盟国に支援要請を求める試みは成功しておらず、原油価格は現時点で100ドルに向かって上昇しています。アナリストらは、この米国の支援要請をイラン戦争開始時での戦略欠如の証拠と見なしています。本当にトランプ大統領はベネズエラのように、イランもすぐに崩壊すると予想していたのでしょうか。また、同盟国を説得できないことが、米国の影響が薄れていることの兆しになるかもしれません。
イスラエルがイランとレバノンに対して軍事行動を継続する中、トランプ大統領は攻撃的な姿勢を維持し、「勝利」を高々と宣伝し続けており、米国も引き続き攻撃を続ける可能性が高いでしょう。しかし、ウィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相との直接の会話に関する報道を受けて、解決策に向けて水面下での試みがあるようです。この交渉については、イラン側が否定しましたが、トランプ大統領はイラン側が取引を求めているとも述べており、「火のないところには煙は立たない」といえそうです。
この米国とイラン間での交渉とともに、エヌビディアのフアンCEOが2027年までに少なくても1兆円の収益を見込んでいると発言したこともあり、米株価は金曜日の安値から回復しました。しかし、市場のセンチメントは依然として脆弱のままで、多くの主要株価指数のインプライド・ボラティリティは高水準付近にとどまっています。
とはいえ、地政学の進展にもかかわらず、株価はまだ急落しておらず、イラン戦争が早急に解決すると市場が信じている可能性が示唆されます。S&P500 は200日単純移動平均線(SMA)に近づいており、中東での紛争悪化によって、2025年4月の相互関税発表時の混乱以来初めて、この重要なサポートゾーンを下回る可能性があります。
このイラン戦争早期解決への期待とともにドル高の継続は、ゴールドのパフォーマンスの理由にもなり得ます。市場は前例のない中東戦争激化やインフレ急上昇といった可能性を完全に見過ごしており、ゴールドは5,000ドル台を維持するのに苦戦しています。
豪中銀利上げ決定も投票結果で豪ドル強気派を混乱
この状況下で、オーストラリア準備銀行は本日、予想通り2会合連続の利上げを発表し、キャッシュレートを4.1%に引き上げました。会合に伴う声明と記者会見でもタカ派となりましたが、5対4になった政策委員会の投票結果について、ブロック総裁が利上げのタイミングでの意見の相違とし、方向性の相違ではないことを強調したものの、豪ドルは米ドルに対して上昇できませんでした。明日に重要なFOMC会合決定を控え、豪ドル/米ドルは、現時点で0.7063付近で推移しています。
ブロック総裁はまた、「インフレが上振れとなるリスクの方が、雇用が下振れとなるリスクよりも上回っている」ことを強調し、これが今週予定されているあと6つの主要中銀の課題となる可能性もあります。中東での紛争開始以来低迷しているユーロは、木曜日のECBによる政策会合がタカ派となることで恩恵を受ける可能性がありますが、現段階ではその可能性は低いと見られています。特に、ユーロ/ドルは金曜日に10か月ぶりに長方形のボックスから弱気に突破したものの、この上昇は長続きせず、現在は1.1480付近をわずかに上回った水準で推移しています。
スイスフランと円の動きに注目
一方、スイスフランはリスクオフセンチメントから上昇しており、また同時期に円安が進行したことで、両通貨に注目が集まっています。スイス国立銀行と日銀はともに木曜日に金融政策決定を予定していますが、金利の変動となる可能性は低いため、ともに為替介入の可能性が残されています。日本政府が介入基準として設定していると見られている160円にドル/円が危うく近づく中、特に為替介入に近づいているようです。