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バイデン大統領の発言で株安に歯止め
昨日の米株式市場は下落ムードとなっていましたが、バイデン政権が半導体不足に対応する方針が明らかになり、半導体関連株価が上昇しました。感染拡大時の電子機器への急速な需要増加、及びサプライチェーンのボトルネック問題により、半導体不足は多数の産業に影響を及ぼしています。
最近のリスクラリーに失速感が見られるものの、S&P500は約0.2%上昇して引けました。追加経済対策、及びワクチンへの期待は既に市場に十分に織り込み済みとなっています。そのため、投資家は市場を動かす新たな材料を探しているようです。本日の米主要株価先物指数は、若干下落しています。おそらく、週末を控えて、リスク資産を手仕舞いして、利益を確定している模様です。
米政治に関しては、昨日、中国がインフラ分野に多額の投資をしていることから、バイデン大統領は、米国は行動しなければ、中国に打ち負かされると警戒感を示しました。バイデン大統領は、追加経済対策の第二弾となるインフラ政策への布石を打っている可能性があります。
民主党は、共和党の支持なしに、追加経済対策を議会で可決できる財政調整措置の手続きに既に着手しています。今年度には、財政調整措置を再度使用することができない為、追加経済対策の第二弾の承認には、複数の共和党員の支持が必要になるでしょう。愛国心、及び国家安全への関心を高めることが、支持獲得に繋がるでしょう。
市場の関心は、外国為替市場ではなく、株式市場に
今週の外国為替市場は、非常に静かな動きとなりました。目新しい材料不足により、殆どの通貨はレンジ相場内での取引となりました。一部の投資家は、根拠なき活況の兆しを見せている株式市場に関心を奪われたようです。
本日のユーロ/ドルは、50日平均線付近のレジスタンスに直面後、下落に転じました。しかしながら、ユーロ/ドルは、全体的の動きとしては、今週を上昇して終える模様です。
市場では、ユーロ圏は景気後退の直面し、ワクチン接種で他国の遅れを取っているとの見方が大半です。米ドル側にも拮抗する議論があります。
大規模な追加経済対策は、経済のオーバーシュートや、早期の金融正常化に繋がり、米ドルが上昇するとの見方があります。一方で、追加経済対策は、米ドル安に繋がるとの見方もあります。経済が回復し、リスク資産が上昇すると、安産資産の米ドルの需要が低下します。
実際は、その中間となるでしょう。米経済は引き続き困難に直面し、FRBは量的緩和縮小に着手しない為、当面の間、米ドルの上値は重くなるでしょう。今後の数四半期の間、刺激策によって経済が回復すると、米ファンダメンタルズ要因により、米ドルも回復します。米ドルが永遠に安全資産の動きを見せることはないでしょう。
GDP結果のポンドの反応は限定的、流動性低下に注意
英第4四半期GDPの予想を上回る結果にもかかわらず、ポンドは下落しました。緩やかなリスク回避の流れも、コモディティ通貨の動きを制限しました。
本日に唯一注目されるイベントは、GMT1500のニューヨーク連銀のウィリアムス総裁の発言でしょう。
今後数日間の市場の流動性は、低下するでしょう。来週月曜日は、米市場が祝日により休場となります。中国、及び多数のアジア市場は、旧正月により、来週水曜日まで休場です。流動性が低下した市場では、些細なニュースでも大きな動きやフラッシュクラッシュに繋がるリスクもあります。