XMTradingは、アメリカ合衆国の居住者にサービスを提供していません。
極限の取引を。Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamの誇り高きオフィシャルパートナー。詳細はこちら

ECBはフォワードガイダンスの強化
本日の主要イベントは、ECB政策会合になり、ラガルド総裁が新政策を示唆した為、市場の注目が一段と集まるでしょう。最近、インフレ目標を引き上げたECBは、過去10年間目標が達成できていないものの、目標達成に意欲的な姿勢を示す模様です。
したがって、マイナス金利、及び量的緩和政策の延長を意味します。重要なことは、FRBやイングランド銀行とは異なり、ECBはテーパリング終了に向かっておらず、かなりの長期間に渡って量的緩和を継続する方針を市場に認識させたいようです。
本日の政策会合では、ECBは一段とハト派的姿勢を示す模様で、通常はユーロ安の要因となります。しかしなら、市場では既に織り込み済みとなっています。したがって、市場の反応は、ECBの見解が市場予想よりもハト派的か次第となるでしょう。市場予想程ハト派的とならなかった場合、ユーロは上昇する可能性もあります。
しかしながら、大局的な流れではユーロにとってネガティブな要因となります。FRB、及び他の主要国の中央銀行が利上げに向けて動き始める中、ECBはマイナス金利を継続する為、政策金利の乖離が一段と進みます。ユーロはキャリー通貨としての需要が高く、ユーロ/ドルは下落相場が長く継続することになります。
株価は最高値に向けて上昇
今週前半に米株式市場で見られたパニックの動きは沈静化し、主な原因は見当たらないものの、米主要株価指数は最高値に向けて再度上昇しました。
デルタ変異株への懸念は、米企業の四半期決算の強い結果によるポジティブなムードを若干後退させたものの、大きな影響は見られませんでした。むしろ、市場は押し目買いの動きに戻ったようです。
株式市場での唯一のリスクは、テーパリング協議の開始になるでしょう。しかしながら、FRBは量的緩和を時間をかけて段階的に削減する公算が大きく、米議会が追加の財政刺激策を承認した場合、米株価上昇は継続するでしょう。
一方のアジア市場は、デルタ変異株による感染拡大の波により、見通しが悪化しています。東南アジアの複数の国では、新規感染者数の急増により、ワクチンが普及するまで再度ロックダウンが実施されています。
米ドル高一服、コモディティ通貨は回復
外国為替市場も、株式市場と同様に落ち着いた動きとなりました。安全資産からリスク資産への資金流入により、米ドル高が一服する一方で、豪ドル、NZドル、及びカナダドルが回復しました。
市場ムードの改善を背景に、原油価格も回復し、カナダドルを一段と押し上げました。ポンドも上昇しました。ポンドは、パンデミックの危機時の市場ムードに敏感に反応するようになっています。
ゴールドは上値の重い展開となっています。市場ムードのリスクオフ時には、米ドルが上昇した為、ゴールドは上昇しませんでした。現在はリスクオフの後退により、国債利回り上昇がゴールドの上昇を阻止しています。
パンデミックの危機以来、リスクオフ時には、ゴールドに代わって米ドルが買われるようになりました。ゴールドの先行きは悪化しています。FRBが予定しているテーパリングは、国債利回り上昇、及び米ドル高に繋がる為、ゴールド上昇は期待できないでしょう。