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米株価上昇;今後の動きはFOMC政策会合の結果次第
米企業の第二四半期の決算は予想を上回る結果が続き、先週金曜日の米株式市場は楽観ムードで引けました。主要3株価指数が終値ベースの最高値を更新し、ダウ工業株は初の35000ドル台乗せ、S&P 500も4000ドル台越えとなりました。しかしながら、今週はFOMC会合を控えている為、本日はより慎重ムードでのお取引開始となりました。
今週も米企業の決算発表に市場の注目が集まるでしょう。本日はテスラの四半期決算が発表され、明日には、アップル、マイクロソフト、アルファベットの四半期決算が発表予定です。
本日のナスダック指数の先物指数は、ハイテク企業の好調な決算結果への期待により、底堅く推移しています。一方、ダウ工業株、及びS&P 500の先物指数は、下落基調となっています。
本日、世界的な感染拡大、及び経済成長鈍化への懸念が一段と強まりました。最近、ワクチン接種率が伸び悩んでいる米国でも、新規感染者数だけでなく、入院者数も増加しました。
本日には、中国政府によるハイテク企業への規制強化の兆しにより、株価も下落しました。ディディに続き、テセントも政府機関の調査対象になりました。更に、政府機関の調査対象は、教育、及び不動産業にも及び、香港と中国の株価は下落し、日本を除いたアジア市場全体も下落基調となりました。
市場はハト派的見解を期待しているものの、FRBは楽観的見解を示す可能性
市場の関心は、デルタ変異株の感染拡大による影響が米株式市場に波及するかになるでしょう。パンデミック時には、「安値で買う」動きがパニック売りからの素早い回復に繋がりました。その一方で、大手ハイテク株は安全資産と見なされるようになり、下落は限定的となりました。
最近の米市場では、新興市場からの資金流入により、ハイテク以外の銘柄も上昇傾向になっています。米企業の好調な四半期決算に加えて、米経済は他国よりも感染拡大の影響を受けていないことが要因のようです。
今後の市場ムードは、本日と明日にかけて開催されるFOMC政策会合の結果次第となるでしょう。テーパリング開始時期が決定される公算は低いものの、前回のFOMC政策会合からのテーパリングへの見解の変化、及びデルタ変異株による経済見通しへの影響に市場は注目するでしょう。
本日の国債利回りの動きから判断しますと、市場はタカ派的サプライズを期待していないようです。
安全資産上昇、リスク資産は下落
国債利回りの低下によりゴールドが上昇し、1800ドルを超えました。デルタ変異株による感染者数増加に加えて、中国、及び欧州では経済見通しの悪化への警戒が強まり、安全資産の需要が増加しました。台湾を巡る米国と中国の関係悪化への懸念も浮上しています。
経済見通し悪化は、原油価格を下落させたものの、円は上昇しました。スイスフランも僅かに上昇しました。一方の米ドルは、ユーロとポンドが底堅く推移した為、本日には若干の下落となりました。
コモディティ通貨は下落基調となり、特に豪ドルが下落しました。