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FRBのテーパリング発表待ちで、国債市場は小幅な動き
本日の市場は、FOMC政策会合でのテーパリング発表待ちとなっています。しかしながら、市場は既にテーパリング発表を十分に織り込んでいる為、本日の市場の関心は、テーパリング後の方針に向けられ、利上げ時期の手がかりには、特に注目が集まるでしょう。
利上げ時期の予想材料として、二つの手がかりがあります。まず一つ目は、前回の政策会合時にパウエル議長が示唆したように、テーパリングが2022年半ばまでにテーパリングを終了する可能性があります。二つ目は、インフレ見通しです。パウエル議長はテーパリング開始について明確に言及する公算が大きいですが、インフレ長期化への懸念が示されると、短期国債利回りが再度上昇する為、インフレへの発言内容は注視されるでしょう。
最もハト派的シナリオは、オーストラリア準備銀行と同様に、早期利上げの可能性の排除になるでしょう。しかしながら、オーストラリア準備銀行とは異なり、FRBの2022年内のテーパリング終了方針は確実視されています。したがって、焦点は、利上げ時期がテーパリング終了後になるか、或いはテーパリング終了後の数か月先になるかでしょう。
昨日、オーストラリア準備銀行が利上げ時期を先延ばししたことにより、市場ではインフレ対応の利上げの可能性が若干疑問視されることになりました。この動きを受けて、世界的に国債利回りが低下しています。本日、米国債利回りは回復を試みたものの低下し、FOMC政策会合とパウエル議長の記者会見を控える中、市場の慎重姿勢が浮き彫りになりました。
リスク材料が根強く残る中、株高の流れ継続
本日の米ドルは、対主要通貨で堅調推移しています。国債利回り低下は株高要因となり、昨日の米株式市場は最高値を更新しました。
一部の例外を除き、第三四半期の米企業決算結果は市場予想を大幅に超え、供給不足や原材料高騰による利益確定売りへの懸念が緩和されました。
本日の株式市場では、若干の慎重姿勢が見られました。アジア株式市場は下落し、欧州株式市場は強弱混合の動きでスタートしました。米主要株価先物指数も強弱混合の動きとなり、ナスダック100E-ミニ指数のみが上昇しました。
新規感染者数が再度増加する中、中国経済減速への懸念が根強く残っています。更に、中国政府による規制強化や限られた支援等は、アジア株式市場の上値を重くしました。
豪ドルとNZドル回復、しかしながらポンドと原油価格は下落
外国為替市場では、昨日のオーストラリア準備銀行の決定後に下落した豪ドルとニュージーランドドルが回復しました。一方、カナダドルは下落基調が継続しています。ユーロとポンドは、僅かに上昇しました。ポンドは先週後半から約200ピップ下落し、対米ドルで1.36ドル台を僅かに上回って推移しています。明日のイングランド銀行の政策会合では、利上げによる政策上の過ちが懸念されています。
対照的に、数か月のロックダウンにもかかわらず、ニュージーランド経済は堅調に回復している為、利上げへのパニックの反応は見られません。NZ第三四半期失業率は、過去最低水準の3.4%まで予想外に低下しました。これにより、今月後半の利上げ観測が一段と上昇し、NZドルも押し上げました。
昨日の上昇後、本日の円は強弱混合の動きとなりました。原油価格下落により、カナダドルは下げ幅を一段と拡大しました。
明日のOPECプラスの会合では、先に合意した日量40万バレルの増産、或いは米政府の要求に応じての一段の増産が決定されます。OPEC加盟国は一段の増産に応じる姿勢を示していませんが、バイデン大統領による圧力が原油相場の上値を重くしています。昨日、米原油在庫が原油価格の低下に繋がり、直近のWTI原油先物は1.9%値下がりしていました。