XMTradingは、アメリカ合衆国の居住者にサービスを提供していません。
極限の取引を。Visa Cash App Racing Bulls F1 Teamの誇り高きオフィシャルパートナー。詳細はこちら

停戦協議への期待後退で、市場のリスクオンムードも後退
ウクライナとロシアの停戦合意への期待により、今週は楽観的なスタートとなったものの、停戦にはまだほど遠いことが明らかになり、市場のリスクムードは後退しました。ウクライナ危機により、コモディティ市場は混乱し、価格の高騰が継続しています。
ウクライナ侵攻、及び西側諸国によるロシアへの経済制裁が実施される前に、経済は既に価格高騰に直面していました。現在、市場はサプライチェーン遅延、及びコスト急騰だけでなく、金融引き締めにも直面することになります。
FRBは5月の0.50%の利上げに向けて動きています、その他の中央銀行も追随し、利上げを実施する模様です。ウクライナ紛争により、中央銀行は今後の政策に慎重な姿勢を示しているものの、FRBは金融市場の混乱の影響を受ける公算が最も小さいでしょう。
第1四半期での下落後、株価は若干回復
先月の米株価は欧州株価を大きく上回って推移したことは、米国の金融政策がウクライナ紛争による影響を受けにくいことを裏付けています。
S&P 500は第1四半期を5%値下がりして引けました。第1四半期の株価は過去2年で最低水準となったものの、今月に記録した12%以上の下落から大幅に回復しました。
短期的には、今週の停戦協議での進展への懐疑的な見方が市場のムードを重くしています。本日、ウクライナとロシアの停戦協議がオンラインで実施される為、平和的解決への期待も根強く残っています。
ロシア軍の被害、軍の補強と再編成からも、プーチン大統領の計画通りとなっていないことは明白です。ロシア軍はチェルノブイリから撤退し、攻撃はウクライナ南東部に集中しています。一部の市場参加者は、ロシア軍の動きは、停戦協議が詳細に議論されるのも時間の問題の兆しと見なしており、今週半ばから発生したリスクオフの流れを一段と後退を阻止しているようです。
本日には米雇用統計の発表を控え、欧州株価と米主要株価先物指数が上昇しています。
米3月失業率は、パンデミック後の最低水準となる3.7%までの改善が予想されています。2022年の利上げ観測は既に織り込み済み為、予想を上回る結果となっても、金融政策には大きな影響はないでしょう。しかしながら、米経済の明るい見通しは市場のムード改善に繋がるでしょう。
円安再開で、米ドルは若干上昇
円安の流れを背景に、本日の米ドルは対主要通貨での上昇幅を拡大させました。ユーロとポンドは横ばい推移となりました。
今週の円相場は、日本企業による年度末のリパトリエーション(資金の本国還流)の影響で、上昇しました。
本日のドル/円は122円台を回復し、ユーロ/ドルは1.11ドル台を割り込みました。
3月ユーロ圏消費者物価指数は前年比7.5%増となり、市場予想を大幅に上回り、ユーロ圏内のスタグフレーションリスクを上昇させました。
欧州市場は、支払いをルーブルで支払わない場合は欧州へのガス供給停止するロシアの方針を懸念している可能性があります。
石油備蓄放出で原油価格下落
コモディティ市場では、ゴールドは過去2週間の狭いレンジ幅内での取引を継続しています。国債利回りが若干上昇した為、ゴールドが若干下落しています。
原油価格は、前半に2週間ぶり安値まで下落したものの、その後には下落幅の一部を回復しました。ブレント原油先物は、104.7ドル付近で推移しています。
昨日、バイデン大統領が今後6か月間、日量100万バレルの石油備蓄放出を表明し、WTI原油先物は重要な100ドルを試す展開となっています。
本日、国際エネルギー機関は、高騰する燃料価格による消費者への打撃を緩和させる為、緊急会合を開催し、石油備蓄の協調放出を決定する模様です。