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FRBは出口戦略を提供
昨日に発表されたFOMC議事録を受けて、市場は全力スピードでの金融引き締めを織り込み、米国債利回りが一段と上昇しました。議事録では、0.50%の利上げの可能性、及び5月からの月950万ドルのバランスシート縮小にFRBメンバー概ね合意したことが明らかとなりました。
FRBが金融市場への流動性提供の停止を前例のないペースで進めることになり、前回の量的緩和縮小ペースを大きく上回ります。市場が慎重姿勢に傾く可能性があり、国債利回り上昇が継続し、株式市場にとってはネガティブな要因となります。
したがって、昨日の米株価は一段と下落しました。ハイテク、及び成長株の値下がりにより、ナスダック指数は2.2%下落しました。最近、ニューヨーク連銀のダドリー前総裁が指摘したように、金融引き締めに向けて、FRBがリスク資産を積極的に下落させる株安のケースになるでしょう。
株価上昇の要因は、財政刺激策の終了、サプライチェーンの回復、及びエネルギー価格により、今年後半にはインフレ上昇が一服し、FRBが現在の予想よりも遅いペースで利上げを実施することです。
米ドル高継続、円は下落
外国為替市場では、金利差拡大も追い風となり、「王者米ドル」が復活したことです。米ドル上昇の主な要因は、米経済の力強い成長、及び欧州や中国の見通し悪化です。
一方、日銀によるイールドカーブコントロール強化を受けて、円は最近の市場のローテンションの恩恵は受けませんでした。国内での物価上昇により、過去10年間に浸透したデフレ心理を払拭する為、日銀は利上げで他の中央銀行の遅れを取っても構わない考えのようです。
今年に入って円安が急速に進み、日銀が利上げしない方針を明らかにしていることから、ウクライナ停戦によるコモディティ価格下落、及び他国の利上げスピード減速が円相場の唯一の希望になるでしょう。
ECB議事録に注目
コモディティ市場では、国際エネルギー機関がエネルギー不足を補う為、加盟国の石油備蓄放出を発表しました。これを受けて、原油価格が急落しました。国債売りの動きにもかかわらず、ゴールドは最近のレンジ幅内で底堅く推移しています。
本日には、ECB政策会合の議事録に注目が集まります。本政策会合では、年内利上げが発表され、ウクライナ危機の中、インフレ上昇による経済成長鈍化への影響を巡る議論に市場が注目するでしょう。
ウクライナ危機、及び仏大統領選挙により、ユーロは上値の重い展開となっています。最近の世論調査では、マクロン大統領の勝利確実とは言えない状況が浮き彫りとなっています。ヘッジの需要増加、及び仏国債利回りと独国債利回りのスプレッド拡大を背景に、ユーロ/ドルのボラティリティ上昇の兆しは、市場が慎重ムードに傾きつつあることを示しています。