ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年3月10日07時12分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 下落トレンドは続いている。週明けに反発する可能性もあるが、終値で150円を超えない限りは売りスタンスで。

12月の安値を下回り弱気が拡大している。145円を試す可能性は十分にある。ただし、先週末に出現した下ヒゲの長い同事線から、値を戻す場面もあり得るが上値は限定的か。

ペンタゴンチャート上は

節目の水準であったACラインから下放れ、下値支持線として期待されたBCラインをも割り込んでしまった。故に、下値を試す可能性がある。

ただし、週明けにC点が位置する時間帯を通過することで、下げ止まる可能性も残している。この場合、CDラインを超えない限りは売りスタンスで臨んでよいであろう。

  • 注目日 3月10日前後 

A点水準:約150円  B点水準:約142円50銭  C点水準:約150円

D点水準:約150円

<ゴールド>

  • 高値でのもち合いが続いている。ここでは売りスタンス継続か。

2,900ドル台を維持しているが、先週末にかけて同事線が頻発している。流れが変わる可能性がある。終値で2,975ドルを超えない限り、売りスタンスを継続したい。

ペンタゴンチャート上は

C点が位置する時間帯を通過したすると同時に値を戻し、BEラインを超えて取引を終えている。ここでは週明けにD点が位置する時間帯に注目したい。すなわち、D点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。

そして、AEラインを超えることが出来ない限り、上値は重たくなると考えたい。

  • 注目日 10月29日前後 

A点水準:約3,150ドル  B点水準:約2,920ドル  C点水準:約2,780ドル

D点水準:約2,560ドル  E点水準:約2,920ドル

<ビットコイン>

  • 上値の重たい展開が続いている。下値を試す動きが続こう。売りスタンスで。

1450万円が上値の節目として効いている。この節目水準を越えない限り、上値の重たい展開が続くと考えたい。1200万円を割り込むと更に弱気が広がることになろう。

ペンタゴンチャート上は

AEラインは強い上値抵抗線である。AEラインを超えていくような上昇の確率は低いと考えられる。そうであるならば、上値は限定的となる。したがって、上値は重たく下値を探る展開が続くことが考えられる。

  • 注目日 3月13日前後 

A点水準:約1300万円  B点水準:約900万円  C点水準:約1,150万円

D点水準:約1300万円  E点水準:約1550万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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