ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年4月21日07時10分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 140円割れの可能性も出てきたが、買いスタンスで。

トランプ関税、米国景気減速観測、金利低下でドル安トレンドが続いている。昨年9月の安値を試す可能性はあるが、下値は限定的か。

ペンタゴンチャート上は

上値抵抗線として存在しているACラインを超えることが出来るのか否かが重要である。

右肩下がりのBCDラインが存在することに加え、ACラインを超えることが出来ないのであれば140円割れの確率が高まる。

しかし、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性もある。その場合には147円を窺う動きを期待出来よう。

  • 注目日 4月23日前後  

A点水準:約142円50銭  B点水準:約150円  C点水準:約142円50銭

D点水準:約138円

<ゴールド>

  • ここからは上値は重たくなることも考えられるが、高値を試す動きは続こう。押し目買いスタンスで。

昨年末から上昇3波動が続いていると考えることができる。1波動は400ドル。故に、高値更新から3,400ドル台に乗せる場面も期待出来よう。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯を通過した後も上昇が続き、右肩下がりで上値抵抗線として存在していたBDラインを超えてきた。そして、BCラインに沿って推移していることからも3,400ドル台を期待出来よう。

ただし、A点が位置するペンタゴンの中心点の下方を通過していることから、3,500ドル超えの可能性は低いと考えたい。

  • 注目日 4月23日前後

A点水準:約3,250ドル  B点水準:約3,280ドル  C点水準:約3,500ドル

D点水準:約3,150ドル

<ビットコイン円>

  • 下げ止まりから三角もち合いを形成か。1150万円を割り込まない限り上昇から1300万円を窺う動きを期待。買いスタンスで。

ペンタゴンチャート上は

右肩上がりのACEラインが下値支持線となり下げ止まっている。また、右肩下がりの上値抵抗線BCラインも超えてきている。そして、週明けにD点が位置する時間帯を通過する。したがって、もち合いから放れて新しい動きが出てくることも考えられる。

上放れた場合には、BEライン(1300万円)を窺がう動きを期待出来よう。

  • 注目日 4月22日前後

A点水準:約1050万円  B点水準:約1300万円  C点水準:約1150万円

D点水準:約900万円  E点水準:約1300万円


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

YouTube LIVE番組:川口一晃のペンタゴンチャンネル