ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年4月28日07時21分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 下げ止まりから反発。ただし、上値は重たい。

週初は買いスタンスで臨みたい。週の前半から上昇したのであれば後半は売りスタンスか。

トランプ台風も風速が弱まったきたか。日銀も4月の金融政策決定会合で利上げは見送り公算大。

ペンタゴンチャート上は

上値抵抗線としてABCラインが存在していたのだが、B点が位置する時間帯に反発に転じ、BDラインを超えてきた。故に、BDラインが下値支持線となり、反発上昇することが期待される。ただし、上値は重たく146円から147円が上値のメドか。

なお、C点が位置する時間帯が変化日となり、再び流れが変わる可能性があることに注意。

  • 注目日 4月30日前後  

A点水準:約150円  B点水準:約142円50銭  C点水準:約138円

D点水準:142円50銭

<ゴールド>

  • 上値の重たい展開となっている。押し目形成か。

上ヒゲの長いローソク足を示現し値を下げているが、下値の節目を割り込まない限り、押し目買いスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯が変化日となり、下落に転じている。しかも、右肩下がりのBCラインが上値抵抗線として存在している。

なお、C点水準を割り込まない限り、堅調な展開は津D区と考えたい。ただし、BEラインを超えて大きく上昇する確率は低いと考えたい。

  • 注目日 5月9日前後 

A点水準:約3,280ドル  B点水準:約3,500ドル  C点水準:約3,150ドル

D点水準:約3,350ドル  E点水準:約3,500ドル

<ビットコインドル>

  • 反発上昇が続いているが、上値の節目に到達。押し目を形成するも90,000ドルを割り込まない限り、押し目買いスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯で安値を示現すると反発に転じた。上値抵抗線BEラインを超えてAEラインに迫っている。

ただし、D点が位置する時間帯で流れが変わる可能性があることに加え、AEラインが上値抵抗線として存在していることから、押し目を形成する可能性がある。この場合、BEラインが下値支持線となることが期待される。

  • 注目日 4月29日前後

A点水準:約102,500ドル  B点水準:約90,000ドル  C点水準:約82,500ドル

D点水準:約70,000ドル  E点水準:約90,000ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

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