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・非農業部門雇用者数は予想の倍近く増加
・FRB利下げ観測後退で米ドル上昇
・為替介入への懸念でさらに円高進行、タカ派豪中銀で豪ドル上昇
・非農業部門雇用者数発表後、米株価下落、ドル高もゴールド上昇

非農業部門雇用者数が大幅増で米ドル上昇
昨日の米ドルは、ほとんどの主要通貨に対して上昇し、円と豪ドル、そしてNZドルに対して引き続き下落となりました。
昨日、遅延していた1月の米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数が、12月に4万8千件に下方修正された後、1月は予想の7万件増から倍近くの13万件も急増したことが明らかとなり、米ドルの上昇となりました。さらに、失業率も4.4%から4.3%に小幅下落した一方、平均時給は予想の3.6%から若干上昇して3.7%となりました。
この非常に好調な雇用統計は、労働市場の下振れリスクが後退しているとのFRBパウエル議長の見解を裏付けることになり、市場は利下げ観測を後退させました。年内に合計0.60%相当の利下げ幅が予想されていましたが、、現在0.53%に引き上げられています。
米ドルは昨日の労働統計発表時に上昇し、米国債利回りは反発しました。しかし、本日は米ドルも利回りも下落しており、今年の金利の予想経路が上方修正されたとしても、トランプ大統領が借入コストの下落を引き続き主張すると見られていることから、主要中銀の中で、FRBが最もハト派に傾く可能性が高いことが示唆されています。
米ドルにとっての次の試練は、明日の1月の米CPI(消費者物価)指数となり、上振れサプライズの場合は、トレーダーが実際に年内にあと2回の0.25%の利下げが必要なのかどうか疑問に思い始め、米ドルが続伸する可能性があります。
三村財務官による警告でさらに円高進行
円高が進行を続け、予想を大幅に上回る米非農業部門雇用者数から米ドルが上昇したにもかかわらず、円が上昇したことは興味深い現象といえます。総選挙も終わり、高市首相が大勝利を収めたことで、容易に財政支出策を進めることができることになったとしても、円トレーダーはショートポジションを再開することに消極的なのかもしれません。
日米政府によるレートチェックと、また選挙直後の日本政府による口先介入が、ドル/円に影響を及ぼしているようです。本日のアジアセッションでは、三村財務官は実際に為替介入をしたかには言及しませんでしたが、過剰なボラティリティがないか、為替市場を注視していると言及し、米政府との共同での介入に関して、密に連絡を取り合っていることも付け加えました。
オーストラリア準備銀行のハウザー副総裁が、インフレは引き続き高止まりしており、先週0.25%の利上げをしたものの、この利上げだけではインフレ抑制に十分ではないと述べたことで、豪ドルも引き続き続伸しており、米ドルに対しての上昇トレンドがさらに強化されています。次回会合での連続利上げの可能性は現在約20%となっています。
米株価の上昇トレンドは維持も下落基調、ゴールドは小幅上昇
米株式市場では、主要3指数全てが小幅下落で取引を終えました。昨日の米雇用統計は市場に一時的に歓迎されたものの、米経済が予想よりもかなり好調であるとの兆候から、利下げ観測が後退したことが、株価下落の要因となったのかもしれません。
確かに、株式市場の上振れトレンドは維持されていますが、もし投資家が明日の米CPI指数後に利下げ観測をさらに後退させる場合、特に、AIに関するプロジェクトへのハイテク企業の巨額投資に市場がさらに懸念を示すようになっていることから、近い将来、株価の調整が深刻化するリスクが高まる可能性があるでしょう。
ゴールドは、米ドルが上昇したにもかかわらず、小幅上昇となりました。貴金属は最近の下落しているものの、根本的な要因から上昇トレンドは維持されています。FRBが引き続き最もハト派寄りの主要中銀と見られており、地政学上のリスクが注目される一方で、特に中国人民銀行など、世界の中央銀行がゴールドの保有量を引き続き増加させています。