ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年6月9日06時54分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 下値を試した後は反発に転じている。しかし、現在はレンジ相場が基本であると考えており、上値は限定的であろう。したがって、先週の買い下がり戦力はとは逆に、売り上がり戦略で臨たい。

ペンタゴンチャート上は

ADラインが下値支持線となり下げ止まっている。また、先週末にB点が位置する時間帯に到達していることから、同点が位置する時間帯が変化日となり新しい動きが出てくる可能性がある。なお、堅調な展開に移行するのであれば、右肩上がりのADラインに沿って推移していくことが望まれる。

  • 注目日 6月13日前後 

A点水準:142円50銭  B点水準:150円  C点水準:154円50銭

D点水準:142円50銭  E点水準:150円

<ゴールド>

  • 3,500ドルに接近するものの上値は抑えられている。故に、売り上がり戦略で臨みたい。なお、3,300ドルを割り込むと弱気が広がることになろう。

ペンタゴンチャート上は

右肩上がりのBDラインが下値支持線となり堅調な展開が続くことが期待される。しかし、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した直後より値を下げ始めていることに加え、右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として存在している。故に、上値の重たい展開に移行する可能性がある。この場合、BDラインを割り込むと弱気が広がる。

  • 注目日 6月12日前後 

A点水準:3,350ドル  B点水準:3,280ドル  C点水準:3,500ドル

D点水準:3,350ドル

<ビットコインドル>

  • 102,500ドルの節目水準での攻防戦が続いている。107,500ドルを超えていくことが出来ない限り、上値の重たい展開が続くと考えたい。売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

BDラインが下値支持線となるのか否かがポイントになる。BEラインを割り込むとAEラインをも割り込むことになり右下に新しいペンタゴンが描き足されることにな。そうなれば、弱気が広がることになろう。右肩下がりのCEラインおよびDEラインが存在していることからも、BEラインを割り込む可能性はある。

また、E点が位置する時間帯を週初に通過することから、新しい動きが出てくる可能性があることにも注意をしたい。

  • 注目日 6月10日前後 

A点水準:90,000ドル  B点水準:102,500ドル  C点水準:110,000ドル

E点水準:102,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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