ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年6月16日07時22分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 狭いレンジでの動きの中で上値の重たい展開となっている。

下値の節目142円、上値の節目146円となっているが、どちらの節目を超えていくことになるのかには要注意。故に、142円に接近したのであれば買いスタンス、146円に接近すれば売りスタンス。そして、節目を超えた方向に途転でポジションを取りたい。

ペンタゴンチャート上は

先週末にC点が位置する時間帯に到達した。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。また、AEラインが下値支持線となるのか否かにも注目したい。堅調な展開に移行するのであれば、AFラインを意識した動きになっていくことも考えられる。

  • 注目日 6月25日前後

A点水準:142円50銭  B点水準:150円  C点水準:154円50銭

D点水準:138円  E点水準:142円50銭  F点水準:150円

<ゴールド>

  • 中東問題も手伝い高値を更新してきた。3,500ドルを窺がう動きを期待出来よう。故に、買いスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も堅調な展開を続き、先週末には上値抵抗線BCラインを超えてきた。また、下値支持線として右肩上がりのCDラインも控えている。故に、堅調な展開が続くと考えたい。

ただし、BDラインが上値抵抗線となるのか否かには注意をしたい。

  • 注目日 6月17日前後 

A点水準:3,280ドル  B点水準:3,500ドル  C点水準:3,350ドル

D点水準:3,500ドル

<ビットコインドル>

  • ダブルトップに近いパターンを形成していることからネックラインの水準を試す動きが考えられる。であるならば、102,500ドルを維持出来るのか否かに注目したい。ただし、割り込まない限りは反発が期待できる。故に、買い下がり戦略で。

ペンタゴンチャート上は

上値抵抗線ABラインを超えて堅調な展開を見せたビットコインだが、B点が位置する時間帯より下落に転じ、取引時間中にはBDラインを割り込んできた。ここでは下値支持線BEラインを維持出来るのか否かに注目したい。

  • 注目日 6月20日前後

B点水準:102,500ドル  C点水準:115,000ドル  D点水準:110,000ドル

E点水準:102,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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