ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年6月23日07時27分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 基本的にはレンジ相場の範疇ではあるが、レンジ内の高値を窺がう動きになっていこう。ただし、147円前後の水準からは売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

下値支持線としてのACラインを確認すると同時にB点が位置する時間帯より上昇に転じているドル円は右肩上がりのAEラインに沿って値を上げている。

ただし、D点が位置する時間帯を週央に通過することから、流れが変わる可能性がある。週央の変化日に注目したい。

  • 注目日 6月25日前後 

A点水準:142円50銭  B点水準:154円50銭  C点水準:142円50銭

D点水準:138円  E点水準:150円50銭

<ゴールド>

  • 正念場を迎えている。3,350ドルを割り込まない限りは、買いスタンスで臨みたい。逆に、割り込むと調整色が強くなろう。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯を通過した直後より、BCラインに沿って下落している。ただし、ACEラインが下値支持線となっているのがわかる。故に、CEラインを割り込まない限り、上昇トレンドは続き、3,500ドルを窺がう動きを期待出来よう。

逆に、CEラインを割り込むと、上値の重たい展開に移行する確率が高くなる。

  • 注目日 7月1日前後 

A点水準:3,150ドル  B点水準:3,500ドル  C点水準:3,350ドル

D点水準:3,150ドル  E点水準:3,500ドル

<ビットコインドル>

  • ダブルトップを形成から調整色が強まる。売りスタンスで臨みたい。105,000ドルを割り込むと、9,500ドルを試す動きか。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯より下落しダブルトップを形成したビットコインは、B点が位置する時間帯を通過した後も値を下げ、下値支持線として期待されたACラインを割り込んできた。

下値支持線として存在しているADラインを割り込むと、真下に新しいペンタゴンが描き足されることから、弱気が広がることになる。

  • 注目日 6月30日前後 

A点水準:102,500ドル  B点水準:115,000ドル  C点水準:110,000ドル

D点水準:102,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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