ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年6月30日06時46分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • レンジ内の安値を窺がう動きが考えられることから、売りスタンスからのスタート。ただし、週央に142円台に入ったのであれば、買いスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯より下落に転じ、ADラインから下放れてしまった。

ただし、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があることに加え、下値支持線としてACラインおよびCDラインが存在していることから、下値は限定的か。

なお、ACラインを割り込むと、弱気が広がることに注意。

  • 注目日 7月1日前後  

A点水準:142円50銭  B点水準:138円  C点水準:142円50銭

D点水準:150円

<ゴールド>

  • 押し目を形成。どこで下げ止まるかが焦点となるが、3,250ドル前後を考えたい。故に、3,200ドル台からは買いスタンス。ただし、3,200ドルを割り込むと弱気が広がることに注意。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯を通過し直後より下落に転じ、右肩上がりで下値支持線として期待されたBDラインを割り込んでしまった。

ただし、週明けにC点が位置する時間帯を通過することに加え、右肩上がりのCDラインが控えていることから、下げ止まりから落ち着いた動きになることが期待される。

  • 注目日 6月30日前後 

A点水準:3,500ドル  B点水準:3,350ドル  C点水準:3,150ドル

D点水準:3,500ドル

<ビットコインドル>

  • 105,000ドルを割り込み弱気が広がるかと思いきや、切り返しから反発している。しかし、高値および安値が右肩下がりに推移していることから、売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

反発しているものの週明けにB点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、ど真ん中の時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。

先週末に同事線が出現していることに加え、右肩下がりのBDラインが上値抵抗線として存在していることから、上値の重たい展開が考えられる。

なお、B点水準を越えていく動きになれば、強気が広がることになろう。

  • 注目日 6月30日前後 

A点水準:102,500ドル  B点水準:110,000ドル  C点水準:95,000ドル

D点水準:102,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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