ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年7月7日07時58分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 142円台から反発に転じたものの上値は重たい。すなわち、レンジ内でのもち合いが基本となるが、上値は重たく、現水準から上昇した場合、146円前後からは売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯にA点に引き寄せられ、その直後より反発。右肩上がりのABラインに沿って値を上げている。ただし、先週末の終値はABラインを割り込んでしまった。

今週末にはB点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯に到達する。したがって、週末までの動きが重要になってくる。ABラインに沿ってどこまで戻すことが出来るのか否かに注目しながら、下値支持線としてACラインが存在していることにも注意をしたい。

  • 注目日 7月11日前後  

A点水準:142円50銭  B点水準:150円  C点水準:142円50銭

<ゴールド>

  • 3,250ドルで下げ止まり落ち着いた動きを見せている。どこまで戻せるのかが焦点となるが、上値は重たいであろう。3,400ドルに乗せる場面があれば、売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯で下げ止まると、右肩上がりのBCラインが下値支持線となり値を戻してきている。

しかし、上昇トレンドを支えたACラインを割り込んだ意味は大きく、上値を抑えられた展開が続くことになろう。

  • 注目日 7月16日前後  

A点水準:3,350ドル  B点水準:3,150ドル  C点水準:3,500ドル

<ビットコイン円>

  • トリプルトップに近いパターンを形成。高値は右肩下がりの推移している。したがって、売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

右肩下がりの上値抵抗線BEラインを超えたものの、直近の高値を超えることは出来ずに推移している。

ここではC点が位置する時間帯に注目をしたい。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになる。上述したように、トリプルトップを形成しているだけに、週明けの動きには要注目である。

  • 注目日 7月7日前後 

A点水準:102,500ドル  B点水準:110,000ドル  C点水準:122,500ドル

D点水準:115,000ドル  E点水準:102,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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