ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年7月14日06時49分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

  • 円の弱さが際立ってきている。5月の高値水準に接近。週の前半に150円を窺う可能性もあるが、次第に上値は重たくなっていくと考えている。故に、週の前半強気、後半は弱気というスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯で上昇に転じたドル円はABラインに沿って値を上げている。そして、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯でも大きな陽線を示現しドル高(円安)エネルギーが強いことが示されている。ただし、この先には右肩下がりの上値抵抗線BCラインおよびBDラインが控えていることから、徐々に上値は重たくなっていくと考えられる。

  • 注目日 7月23日前後

A点水準:142円50銭  B点水準:150円  C点水準:142円50銭

D点水準:142円50銭

<ゴールド>

  • 3,300ドル台で下げ止まり落ち着いた動きを見せている。再び高値を窺がう動きも期待出来ようが、3,400ドルに乗せる場面があれば、売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯で下ヒゲの長いローソク足を示現し下げ止まったNY金はほぼ横ばいの動きを見せながらABラインに到達。ABラインを割り込んだものの、ABラインに沿って値を上げている。ただし、B点が位置する時間帯が変化日になる可能性があることに加え、BCラインが上値抵抗線として存在していることから、上値が重たくなっていくことが考えられる。

  • 注目日 7月16日前後

A点水準:3,150ドル  B点水準:3,500ドル  C点水準:3,300ドル

<ビットコインドル>

  • トリプルトップを形成かと思いきや、大きく上昇し高値を更新。120,000ドルに接近している。高値を窺がう動きが続くことが考えられるが、120,000ドル台乗せからは、上値の重たい展開になっていこう。

ペンタゴンチャート上は

D点が位置する時間帯にD点に引き寄せられると、そのままBDEラインを超えてきた。そして、D点が位置する時間帯を通過した後も値を上げていることから、DEラインが下値支持線となりCEラインを窺がう動き、すなわち120,000ドル台に乗せていくことが期待される。ただし、ペンタゴンの中心点A点の下方を通過していることから、CEラインを超えていく確率は低いと考えたい。故に、徐々に上値は重たい展開になっていくことが考えられる。

  • 注目日 7月18日前後

A点水準:117,500ドル  B点水準:110,000ドル  C点水準:122,500ドル

D点水準:115,000ドル  E点水準:122,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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