ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年8月4日07時51分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

雇用統計の数字を受けて大きく値を下げたドル円。先週、言及した150円にかけての売上り戦略を継続したい。

 

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯で下げ止まりから上昇に転じたドル円はADラインを超えて150円台に乗せてきた。しかし、3月高値(p点)が節目となり、大きく下落した。

上値の重たい展開に移行する可能性が出てきた。上値抵抗線としてADラインが存在していることに加え、右肩下がりのDEラインも上値抵抗線として控えているからだ。

この場合、146円を試す動きになっていこう。

 

注目日 8月8日前後  

A点水準:150円  B点水準:142円50銭  C点水準:154円50銭

D点水準:150円  E点水準:142円50銭

<ゴールド>

3,300ドルを割り込むことなく、堅調な展開を維持している。買いスタンス維持から3,500ドルを窺がう動きを期待できるが、超えられないと上値の重たい展開になっていく可能性があることに注意。

 

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯で下げ止まったNY金は3,300ドル台で推移していたのだが、先週末にC点が位置する時間帯に到達すると大きく上昇。3,400ドル台に乗せてきた。

ここではADラインに注目したい。堅調な展開が続くのであれば、右肩下がりで上値抵抗線として存在しているADラインを超えていくことが求められるからだ。

C点が位置する時間帯より値を上げていることに加え、右肩上がりのBDラインが孫愛していることからも、ADラインを超えて3,500ドルを窺う動きを期待出来よう。

 

注目日 8月13日前後  

A点水準:3,500ドル  B点水準:3,280ドル  C点水準:3,150ドル

D点水準:3,375ドル  E点水準:3,500ドル

<ビットコインドル>

120,000ドルの壁は厚く下落に転じる。ここでは売りスタンスで対応したい。

 

ペンタゴンチャート上は

高値水準でもち合いが続いていたビットコインだが、B点が位置する時間帯を通過すると大きく下落。BCラインに沿って値を下げている。

ここではBCラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、右肩下がりで上値抵抗線として存在しているBCラインを超えていくことが求められるからだ。

BCラインに沿って値を下げると110,000ドルを試す動きになっていこう。

 

注目日 8月8日前後 

A点水準:102,500ドル  B点水準:122,500ドル  C点水準:110,000ドル

D点水準:115,000ドル  E点水準:110,000ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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