ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年8月25日07時12分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

利下げ観測が広がることで上値の重たい展開が続くことが考えられる。売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

右肩下がりの上値抵抗線ABラインを超えると同時に148円台に入ったものの、すぐに大きな陰線が出現。上値抵抗線としてACラインが強いことがわかる。

ここでは、B点に注目したい。週明けにB点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、ど真ん中の時間帯が変化日となり新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。下げ止まるのか、それとも上値の重たい展開が鮮明になるのか、要注目である。

注目日 8月26日前後 

A点水準:150円  B点水準:142円50銭  C点水準:150円

<ゴールド>

下げ止まりから目先は反発期待。ただし、上値は重たいであろう。短期的ではあるが買いスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

下値支持線として期待されたBEラインを割り込み、上値の重たい展開が続いた。しかし、先週末にC点が位置する時間帯に到達すると陽線を示現して取引を終えている。

ここではC点に注目したい。C点が位置する時間帯が変化日となり、週明けに新しい動きが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

先週末に陽線を示現しBEラインに戻したことから、右肩上がりのBEラインに沿って値を上げることが考えられる。ただし、上値抵抗線AEラインを超えていくことは難しいであろう。

注目日 8月29日前後 

A点水準:3,500ドル  B点水準:3,375ドル  C点水準:3,150ドル

D点水準:3,280ドル  E点水準:3,500ドル

<ビットコインドル>

下げ止まりから反発に転じているものの、119,000ドルを終値で超えられない限り、基本的には上値の重たい展開が続くであろう。売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

高値を示現後、値を下げてきたビットコインだが、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も値を下げていた。しかし、先週末には陽線を示現して取引を終えている。

ここではC点に注目したい。C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

なお、BEラインを終値で超えてくることが出来ない限り、上値の重たい展開は続こう。

注目日 8月25日前後 

A点水準:122,500ドル  B点水準:115,000ドル  C点水準:102,500ドル

D点水準:110,000ドル  E点水準:122,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

YouTube LIVE番組:川口一晃のペンタゴンチャンネル