ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年9月1日07時11分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

もち合いが続くも上値は重たい。148円50銭を終値で超えない限り、売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過すると、やや値を下げてきている。上値抵抗線としてACラインも控えている。故に、上値の重たい展開が続くと考えられる。

ただし、右肩上がりのBCラインが下値支持線として存在していることから、上昇に転じる可能性も残っているが、逆に、同ラインを割り込むと弱気が広がることが考えられる。

なお、C点が位置する時間帯が週末であることを考えると、週末の動きには注意をする必要があろう。

注目日 9月5日前後

A点水準:150円  B点水準:142円50銭  C点水準:150円

D点水準:150円

<ゴールド>

高値水準でももち合いを上放れ、終値で3,500ドル台に乗せてきた。ここは買いスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

右肩上がりの下値支持線CEラインに沿って値を上げてきたNY金はD点が位置する時間帯に大きく上昇。上値抵抗線として存在していたAEラインを超えてきた。

真上のペンタゴンの中に入ってきたことに加え、下値支持線としてAEラインが存在していることから、3,600ドルを窺う動きを期待出来よう。

逆に、右肩下がりのBEラインが上値抵抗線となる可能性は残っている。

注目日 9月9日前後 

A点水準:3,500ドル  B点水準:3,650ドル  C点水準:3,375ドル

D点水準:3,280ドル  E点水準:3,500ドル

<ビットコインドル>

110,000ドルを終値で割り込み、上値の重たい展開が鮮明になってきた。売りスタンスで臨みたい。

ペンタゴンチャート上は

右肩下がりABDラインに沿って値を下げてきたビットコインはD点が位置する時間帯でも陰線を示現し110,000ドルを割り込んできた。CEラインを試す可能性はあるが、すぐにCFラインを割り込む動きにならないであろう。

逆に、D点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性も残っている。この場合、111,700ドルを越えてくることが求められる。

注目日 9月6日前後

A点水準:122,500ドル  B点水準:115,000ドル  C点水準:102,500ドル

D点水準:110,000ドル  E点水準:122,500ドル  F点水準:102,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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