ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年9月8日07時26分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

先週も指摘したが、148円50銭を終値で超えない限り、上値の重たい展開が続くことが考えられる。売りスタンで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

横這いが続いているドル円だが、ABラインに到達すると、そのABラインに沿って値を上げる場面もあった。しかし、B点が位置する時間帯に大きく値を下げている。

ここではB点に注目したい。B点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになる。

上値の重たい展開が続くのであれば、ADラインを割り込み145円を窺う動きを見せることになろう。

 

注目日 9月12日前後 

A点水準:142円50銭  B点水準:150円  C点水準:154円50銭

D点水準:150円

<ゴールド>

高値水準でのもち合いを上放れ、3,600ドル台に乗せてきた。このまま3,600ドル台を維持することが出来るのであれば、3,700ドルを窺う動きにつながろう。買いスタンスで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

上値抵抗線として存在していたBDラインを越えるとDEラインに沿って上昇。先週末にはAEラインを越えて真上のペンタゴンの中に入ってきた。

ここでは、AEラインに注目したい。堅調な展開が続くのであれば、下値支持線となったAEラインを割り込むことなく推移していくことが求められるからだ。

逆に、同ラインを割り込むと上値の重たい展開に移行する可能性が高くなる。

 

注目日 9月9日前後  

A点水準:3,600ドル  B点水準:3,450ドル  D点水準:3,375ドル

E点水準:3,600ドル

<ビットコインドル>

高値の示現した直後より値を下げてきたビットコインだが、下げ止まる動きを見せ、先週末にかけては110,000ドルを回復した。しかし、先週末には上ヒゲの長い同事線が出現。売りスタンで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯にB点に引き寄せられたのだが、その後は下げ止まる動きを見せている。

ここでは、C点に注目したい。先週末にC点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。

上値の重たい展開が続いている。右肩下がりのABDラインに沿って値を下げている。

また、上値抵抗線として右肩下がりのCDラインが効いているからだ。

この場合、105,000ドルを試す動きに乗せていこう。

逆に、CDラインを越えていくことが出来ると、堅調な展開へと移行することが出来ると、120,000ドルを窺うになっていこう。

 

注目日 9月6日前後

A点水準:115,000ドル  B点水準:110,000ドル  C点水準:112,500ドル

D点水準:110,00


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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