ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年9月15日07時17分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

148円台に幾度となく乗せるものの、終値水準で148円40銭を超えることは出来ないでいる。今週は注目のFOMCが開催されるが、終値で148円40銭を越えない限り、売りスタンスで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

もち合いが続いているが、そろそろ動きが出てきそうである。

ここではC点に注目したい。先週末に到達したC点が位置する時間帯が変化日となり、

新しい動きが出てくる可能性がある。

上値の重たい展開が鮮明になるのであれば、AEラインを割り込んでいくことになろう。逆に、堅調な展開に移行するのであれば、BEラインを越えていくことが考えられる。

 

注目日 9月17日前後  

A点水準:142円50銭  B点水準:150円  C点水準:154円50銭

D点水準:162円  E点水準:150円

<ゴールド>

3,700ドルを達成。その後は横這いとなっている。目先は押し目を形成する可能性があると考えられるが、3,600ドル前後の水準であれば押し目買いスタンスで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

B点が位置する時間帯に上ヒゲの長いローソク足を示現して高値を付けた。そして、BCラインを越えて真横に新しいペンタゴンが描き足された。これによって、BEラインは強い下値支持線となった。なぜならば、BFライを割り込む状態は『時間の逆行』と言い、ペンタゴンチャート上はあってはならないとされる。したがって、下値は限定的で堅調な展開が続くと期待できるからだ。

 

注目日 9月25日前後 

A点水準:3,600ドル  B点水準:3,600ドル  D点水準:3,750ドル

E点水準:3,600ドル  F点水準:3,375ドル

<ビットコインドル>

反発上昇が続くことも考えられるが、ここからは上値の節目が多く存在する。したがって、週央より流れが変わる可能性は十分にある。売り上がり戦略で臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯より上昇に転じたビットコインは、BCラインを越えて真横のペンタゴンの中に入ってきた。

ここではBDラインに注目したい。堅調な展開に移行するのであれば、右肩下がりで上値抵抗線として存在しているBDラインを越えていく必要があるからだ。そうなれば、120,000ドルを試す動きになっていこう。

一方、週央にはC点が位置する時間帯を通過することで流れが変わる可能性がある。

 

注目日 9月18日前後 

A点水準:110,000ドル  B点水準:112,500ドル  C点水準:102,500ドル

D点水準:115,00ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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